トヨタ・BMWが撤退し、ブリヂストンは今季限りの参戦。そして、キミ・ライコネンはWRCへと去っていってしまうなど、ここのところのF1には芳しくない話題が多かった。
だがしかし、去る者があれば戻る者もある。マイケル・シューマッハのF1復帰は、まさに仰天ニュースだった。
とはいえ、3年のブランクに加え、41歳と言う年齢は、やはりいかにシューマッハでも大きな壁となっているようだ。今の彼がチームメイトのニコ・ロズベルグを打ち負かすのは、そうとう困難であるように見受けられる。ほぼ全ての記録を塗り替えて、いまさら何も証明する必要などない彼を、F1復帰に駆り立てたものは何だったのだろう。古い話だが、’95年にマクラーレンに乗ったマンセルが、同僚のミカ・ハッキネンにまったく歯が立たなかった時のことを、私は思い出してしまった。
懐かしい「ロータス」の復活も、私にとっては大きなニュース。ブリティッシュ・レーシング・グリーンのカラーリングが美しい。しかし、いかんせん、イマイチ遅いのが、なんとも悲しいが・・・
そして、帰ってきた「セナ」。ブルーノは、エヤトンの姉ビビアーニの長男である。
ブラジルカラーのイエローのヘルメット。そしてその開けたバイザー越しに見える瞳は、エヤトンそっくりではないか!あまりにも偉大な叔父を持つのは不幸だったかもしれないが、やはり大きなアドヴァンテージでもある。光る走りを見せて、上位チームへのステップアップを、自らの腕で掴み取ってほしい。
トラブルを抱えたレッドブルのフェテルを追い詰める、フェラーリのアロンソとマッサ。今年は、やはりこの3人を軸にしたチャンピオン争いになると思われる。この争いを見ていて、’90年のメキシコGPでフェラーリのプロストとマンセルがマクラーレンのセナを追い詰めたシーンを思い出してしまった。
バリケロが今年も参戦してくれたのが、私にとってはやはり嬉しい。今年1年をフル参戦すれば、彼の出走回数は300戦を越える。
レギュレーションも、今年は大きく変わった。空タンクでの予選の復活は、私にとってはウエルカムだ。タイヤレギュレーションに若干の縛りがあるとはいえ、これで本当に一発の速さを持っているのが誰なのかがわかる。「1周を誰よりも速く駆け抜けた者がポールポジション」。予選は、これでいいのだ。ようやくポールポジションの本来の意味が戻ってきた。
「レース中の給油禁止」も大歓迎だ。この省資源が叫ばれている時代に、F1だけが野放図にガソリンを消費していいワケがないのだ。今までは軽いタンクで繋ぐスプリントレースだったが、今年からは重いタンクでスタートしなければならない。ドライバーのタイヤの使い方の優劣が、今年はより明らかになるだろう。
ただし、大いに異議アリなのが、ポイントシステムの変更だ。
10位にまでポイントを与えるのは、大盤振る舞いに過ぎるのではなかろうか。かつて予備予選があった頃は、30台以上の戦いの中で、ポイントを得ることが出来るのはたった6台だった。
そして優勝者に25ポイントとは・・・これは過去のF1の歴史や記録との整合性に欠けている。今までのドライバー個人の年間最多得点は2004年にシューマッハが13勝して記録した148ポイントだが、今年のルールだと6勝でそれを上回ってしまう。1位と2位との間に差をつけるという部分には賛成だが、これは、チトやりすぎだ。私見では「10-7-6-5-4-3-2-1」くらいで丁度いいと思う。これは、余計な変更だった。
だがしかし、去る者があれば戻る者もある。マイケル・シューマッハのF1復帰は、まさに仰天ニュースだった。
とはいえ、3年のブランクに加え、41歳と言う年齢は、やはりいかにシューマッハでも大きな壁となっているようだ。今の彼がチームメイトのニコ・ロズベルグを打ち負かすのは、そうとう困難であるように見受けられる。ほぼ全ての記録を塗り替えて、いまさら何も証明する必要などない彼を、F1復帰に駆り立てたものは何だったのだろう。古い話だが、’95年にマクラーレンに乗ったマンセルが、同僚のミカ・ハッキネンにまったく歯が立たなかった時のことを、私は思い出してしまった。
懐かしい「ロータス」の復活も、私にとっては大きなニュース。ブリティッシュ・レーシング・グリーンのカラーリングが美しい。しかし、いかんせん、イマイチ遅いのが、なんとも悲しいが・・・
そして、帰ってきた「セナ」。ブルーノは、エヤトンの姉ビビアーニの長男である。
ブラジルカラーのイエローのヘルメット。そしてその開けたバイザー越しに見える瞳は、エヤトンそっくりではないか!あまりにも偉大な叔父を持つのは不幸だったかもしれないが、やはり大きなアドヴァンテージでもある。光る走りを見せて、上位チームへのステップアップを、自らの腕で掴み取ってほしい。
トラブルを抱えたレッドブルのフェテルを追い詰める、フェラーリのアロンソとマッサ。今年は、やはりこの3人を軸にしたチャンピオン争いになると思われる。この争いを見ていて、’90年のメキシコGPでフェラーリのプロストとマンセルがマクラーレンのセナを追い詰めたシーンを思い出してしまった。
バリケロが今年も参戦してくれたのが、私にとってはやはり嬉しい。今年1年をフル参戦すれば、彼の出走回数は300戦を越える。
レギュレーションも、今年は大きく変わった。空タンクでの予選の復活は、私にとってはウエルカムだ。タイヤレギュレーションに若干の縛りがあるとはいえ、これで本当に一発の速さを持っているのが誰なのかがわかる。「1周を誰よりも速く駆け抜けた者がポールポジション」。予選は、これでいいのだ。ようやくポールポジションの本来の意味が戻ってきた。
「レース中の給油禁止」も大歓迎だ。この省資源が叫ばれている時代に、F1だけが野放図にガソリンを消費していいワケがないのだ。今までは軽いタンクで繋ぐスプリントレースだったが、今年からは重いタンクでスタートしなければならない。ドライバーのタイヤの使い方の優劣が、今年はより明らかになるだろう。
ただし、大いに異議アリなのが、ポイントシステムの変更だ。
10位にまでポイントを与えるのは、大盤振る舞いに過ぎるのではなかろうか。かつて予備予選があった頃は、30台以上の戦いの中で、ポイントを得ることが出来るのはたった6台だった。
そして優勝者に25ポイントとは・・・これは過去のF1の歴史や記録との整合性に欠けている。今までのドライバー個人の年間最多得点は2004年にシューマッハが13勝して記録した148ポイントだが、今年のルールだと6勝でそれを上回ってしまう。1位と2位との間に差をつけるという部分には賛成だが、これは、チトやりすぎだ。私見では「10-7-6-5-4-3-2-1」くらいで丁度いいと思う。これは、余計な変更だった。