すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

週末の言葉を書き留める

2013年10月02日 | 雑記帳
 先週の研修の講師は、さすが中央の起業家然としていた。企業研修やビジネスマン対象セミナーがほとんどだと言う。演習の最初は、自宅から会場への移動だったが、参加者全員が自家用車一本になってしまい、この現実にさすがの講師も「これは今後東北では使いません」と弁明。日本の現状の一端が見事に見える。


 知的生産を支える図解について、基本的なパターンから活用法までそのメリットを熱く語ってくれた。最後の演習で「半沢直樹」を例に出題するなど楽しめる要素もあった。図解は一種の勉強法であり、十分にその価値を説きながら、講師はこう締め括った。「モチベーションをキープするのは手段ではできない


 一年半ぶりの志の輔。まくらで語った談志のエピソードには笑った。期待して入ったうどん屋が,意に反してまずい。二人とも食べ残す。そこへ色紙を持ちサインをねだる店主。何か一言と要求する。志の輔ははらはらするが,談志は筆をとって書く…「まずくても,食え」。これでこの店は一時有名になったそうだ。


 二席目は「八五郎出世」だった。ずいぶんと脚色されているような印象だ。それにしても緩急自在の流れに惹きこまれる。談志の言う「人間の業」のような姿が沁みてくる。八五郎の無茶ぶりを繰り返し制する家老の三太夫に放つ,八五郎の一言は爆笑しつつ,胸に刺さってくる。「あんた,生きてて楽しいのか