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鳥海山の頭が白くなった日

2013年10月14日 | 雑記帳
 鳥海山の頭が白くなった。初冠雪は先月末だったというが,はっきり目にできたのは今朝である。快晴に眩しく映えた。10月になってからも秋には似つかわしくない気温が続いたが,この地域に住む者は,おそらくはその景色によって,小さく冬を意識する。そうやって季節が繰り返される。そうやって生きてきた。


 今日は「体育の日」であるが,ハッピーマンデーで移された他の祝日同様,いやその中でも特にぴんとこない日である。やはり10月10日だよと思うのは50代以上だけだろうか。それはともかく64年の東京オリンピックの開会式に10/10が選ばれたのは,晴れの特異日という説があったが,怪しい情報だった。


 ウィキペディアによると,それほどの確率ではないと書かれてある。そして10月で晴れの特異日と言えるのは10月14日ではないかとも書かれている。今日ではないか。そして,見事に晴れたではないか。体育の日だしそれでは運動を!と出かけるほどのアクティブ系ではないが,季節の山へ収穫を求めて入り込む。


 残念ながら思ったほどの恵みは得られなかった。それでも久しぶりに通い慣れた山あいの道へ向かったので気分が和んだ。踏み込んだ林には様々な色や造形があって,目を楽しませる。これからひと月ほどはまだ,秋の豊かさが感じられるいい時期だ。日に日に寒くなるが,季節の移ろいをできるだけ肌で感じたい。

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