去年の秋に、職員向けの文書にこんなことを書いていた。
------
「しつけ」を漢字で書くと、
躾 となりますが
これは国字(日本で作られた漢字)です。
しかし、「しつけ」と書く漢字は、まだ他にも三つあることを知りました。
いずれも国字で、PC辞書では出てこないようです。「身」を偏にして、その旁の漢字が次のようになっていました。
定 それから益
どちらも意味を考えてみると面白いですね。もうひとつは
花 でした。これは文句なしですね。
------
我ながらなかなか面白い、と思ったが、あれっ出典はどこだったけと、まず「大漢和辞典」を開いた。
ないぞ。
電子辞書の「漢字源」の「身」の部をあたったが、そこにもどれ一つない。
PCで検索をかけてみた。
わずかに「花」と記述した文章を見つけたが、とても正式な?国字であるという表現ではないようだ。
いったい、どこから見つけてきたのだろう…。
何かの創作で見かけて、単純に信じてしまったのだろうか。
我ながら、そのそそっかしさに呆れる。
ただ改めて考えると、「躾」という国字の組み合わせの素晴らしさには及ばぬものの、
「身」が定まる、という意味のしつけも、
「身」が益するという意味のしつけも、なかなかしっくり来るなあと思うし、
「身」が花の姿というのもうっとりするほどだ。
いや、何でも単純に思いこんだり、どこからか引用しながら出所も残しておかなかったりするのは、しつけられていない証拠なので…言い訳っぽいということは、重々承知している。
------
「しつけ」を漢字で書くと、
躾 となりますが
これは国字(日本で作られた漢字)です。
しかし、「しつけ」と書く漢字は、まだ他にも三つあることを知りました。
いずれも国字で、PC辞書では出てこないようです。「身」を偏にして、その旁の漢字が次のようになっていました。
定 それから益
どちらも意味を考えてみると面白いですね。もうひとつは
花 でした。これは文句なしですね。
------
我ながらなかなか面白い、と思ったが、あれっ出典はどこだったけと、まず「大漢和辞典」を開いた。
ないぞ。
電子辞書の「漢字源」の「身」の部をあたったが、そこにもどれ一つない。
PCで検索をかけてみた。
わずかに「花」と記述した文章を見つけたが、とても正式な?国字であるという表現ではないようだ。
いったい、どこから見つけてきたのだろう…。
何かの創作で見かけて、単純に信じてしまったのだろうか。
我ながら、そのそそっかしさに呆れる。
ただ改めて考えると、「躾」という国字の組み合わせの素晴らしさには及ばぬものの、
「身」が定まる、という意味のしつけも、
「身」が益するという意味のしつけも、なかなかしっくり来るなあと思うし、
「身」が花の姿というのもうっとりするほどだ。
いや、何でも単純に思いこんだり、どこからか引用しながら出所も残しておかなかったりするのは、しつけられていない証拠なので…言い訳っぽいということは、重々承知している。