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躾けられていない者の言い訳

2013年10月25日 | 雑記帳
 去年の秋に、職員向けの文書にこんなことを書いていた。

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 「しつけ」を漢字で書くと、

  となりますが

 これは国字(日本で作られた漢字)です。

 しかし、「しつけ」と書く漢字は、まだ他にも三つあることを知りました。

 いずれも国字で、PC辞書では出てこないようです。「身」を偏にして、その旁の漢字が次のようになっていました。

  それから
 どちらも意味を考えてみると面白いですね。もうひとつは
  でした。これは文句なしですね。

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 我ながらなかなか面白い、と思ったが、あれっ出典はどこだったけと、まず「大漢和辞典」を開いた。

 ないぞ。

 電子辞書の「漢字源」の「身」の部をあたったが、そこにもどれ一つない。

 PCで検索をかけてみた。

 わずかに「花」と記述した文章を見つけたが、とても正式な?国字であるという表現ではないようだ。

 いったい、どこから見つけてきたのだろう…。

 何かの創作で見かけて、単純に信じてしまったのだろうか。
 我ながら、そのそそっかしさに呆れる。

 ただ改めて考えると、「躾」という国字の組み合わせの素晴らしさには及ばぬものの、
 「身」が定まる、という意味のしつけも、
 「身」が益するという意味のしつけも、なかなかしっくり来るなあと思うし、
 「身」が花の姿というのもうっとりするほどだ。

 いや、何でも単純に思いこんだり、どこからか引用しながら出所も残しておかなかったりするのは、しつけられていない証拠なので…言い訳っぽいということは、重々承知している。