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本日,マラソン大会あり

2013年10月09日 | 雑記帳
 台風の接近が予想されていたので、また空を見上げつつのマラソン大会となった。去年は天候が悪く、落雷・突風・強雨の三点セットが来襲し、途中で切り上げた苦い思い出がある。しかし、今年は雨雲の進路は微妙にずれたらしく、プログラム通りに実施できた。外での学校行事は自然恃み。お天道様ありがとう。


 二年続けて開会式の挨拶は短縮バージョン。「マラソンという名前の由来」から話し始める予定だったが、進行優先でそこに触れないこととする。ギリシアとペルシアの戦争、戦勝を伝えるためマラトンという場所から約40km離れたアテネに走る兵士…と流して、ではこの大会の目的は、と問いかける構成でした。


 マラソンは、得意な子や身の軽い子らにとっては、そんなに苦にならないかもしれないが、やはり推定1割の子ども(根拠なし)にとっては、逃げたい気持ちがわき上がってくるだろう。どこの学校でも見られる風景であるが、本日もスタート200M付近で私を見て「先生、胸が苦しい」と訴えてくる男児1名あり。


 見極めをするため「そうか」と顔をのぞき込み「我慢できなかったら、少しスピードゆるめて」と胸にそっと手をあてたらすぐに復帰。速くはないけれど駆けている姿を見て安心した。スタートでつまずいた女児もしばらく泣きやまなかったが、担任の励ましでゴール。嫌な辛い出来事を、「強さ」の体験にしたい。


 閉会式も終わり校舎へもどる道々、話しかけてくる子あり。「先生も来年は走ってみるといいよ。結構きついから」。傍から「そうだよ」と同意する子も寄ってくる。「大人もみんな、子どもの頃にマラソンを走って大きくなったんだよ」と返すと、ふうんという生返事。弱音も言い訳もいい。ただ走ればそれでいい。