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      (252) 農家に庭先から自動車まで

2006年03月18日 | 技術  道具・伝承・歴史

 何気なく雨ざらしに置いてある、牛(馬)が引いた荷車。
前後の安定性、車輪を丸く地面との抵抗を少なくするなど
人間の知恵と想像力が作り上げたが運搬の道具。

山梨県忍野村の軒先


牛や馬に引かせた荷車
ワッパの後部にある丸太がブレーキになる。
急坂を下るときワッパに触れて抵抗を増す仕掛け


牛馬車とリヤカーを比較した場合構造的に同じ


山梨・忍野村にて


資料画像
ミゼット車(昭和30年代に盛んに生産される)


手に持って運ぶから~物を介して運ぶ
荷車から自動車へ

荷物を運ぶには手を使って、
ある場所から別の場所へと持っていくか、あるいは何かを介して移動させる。
運搬具がない時代は手に持ったり、腕に抱えたり、肩や腰、
背中、頭の上に載せて運搬した。

それが牛や、馬の力を借りて人間の労力を少しでも軽減して大量に物を運ぶために荷車が出来た。手軽にしかも力をあまり使わない軽便な
リヤカーが考案され今でも時々見かける。

昭和30年代に入ると発動機に関わるエンジンが発達して農家の庭先でも唸りを上げ脱穀、もみすり、旱魃時の水揚げに使われた。以後、車が急激に発達して現代の車社会へと発展してきた。
 
この三者を比較考察するに原理そのものはなんら変わっていない。
荷車のワッパとリヤカーのタイヤの原理原則は同じである。
ミゼット車はスマートなエンジン(発動機))を搭載させて自力で動くが、
牛馬を変貌(エンジンに)させた原理原則を原点に還れば同じ。
 
 

忍野村にて
何に使われたか不思議で・・・・?
 
 
 
 
 
 
コメント (12)
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