弘法寺と手児奈の悲話
お花見方々
場所はここです。
行基菩薩が手児奈の悲話を聞き建立した球法寺を、
弘法大師が弘法寺と改称したお寺です。
真間川に架かる入江橋を渡る.
まっすぐ進むと、石段になる。
石段を昇り詰めると仁王門がデンと現れる。
間間山・弘法寺本堂
仁王門横の高台にある鐘楼
苔むした地衣に桜が舞っていた。
手児奈霊神堂
悲劇の美少女手児奈の墓あたりに、
手児奈のお告げにより建立したもの。
手児奈霊神堂の池
☆恋しくは、形見にせよと、我が背子(せこ)が、
植ゑし秋萩、花咲きにけり
「私が恋しくなったら形見として愛でて欲しい。」
と言ってあの方が植えた秋の萩が、今咲いています。
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今日のメモ
手児奈の悲話とは
身なりはそまつだったが、とても美しい手児奈。
多くの男性から結婚を求められたが、
「私の心は、いくつでも分けることはできます。
でも、私の体は一つしかありません。
もし、私が誰かのお嫁さんになれば、ほかの人を不幸にしてしまいます。」
と悩み、自害のため海に行く(当時は真間山の下は海だった)。
そのころ、日没になろうとしていた。「そうだ、あの太陽のように。」と思って海に身投げしてしまった。
翌日、浜にうちあげられた手児奈を厚く葬ったという。
という伝説です。