芥川賞第171回 (令和6年・上半期)
「サンショウウオの49日」 朝比奈 秋(あさひな あき)
作品が読みたく
図書館に行ったついでに昨年の「文芸春秋9月号」を借りて来た。
既に第172回、下半期の芥川賞・直木賞も発表された。
「サンショウウオの49日」に興味を惹かれた。
「類まれにみる発想力と最前線の専門的知識、此れだけでも天からの贈り物としては、
過大なのに、その上末恐ろしいほどの小説技法をこの作者は持っている。」
との書評に、興味を抱き読み始めた。
借りて来たばかし、最初の1ページを読み始めた。
首都圏で絶滅の危機にひんする野生生物の代表格といえばトウキョウサンショウウオだ。
かつては開発で数を減らし、いまは里山の放置による乾燥化や外来種による食害が原因になしい。
動物のタイトルが興味を惹く。
2024年9月号
受賞作掲載ページ
受賞のことば
朝比奈 秋
一つの物語は浮かんでくる。時間の経過とともに小説になっていく。
インスピレイションが物語となり、私の知性と本能が使われて小説になる。
私の身体の中を通過する。
物語が身体の中を通過するとき、私の自我と偏見を削り取って
物語になっていく。
以下略・・・・。
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