『山笑う』の季節がやって来る
今ごろ、八王子高尾山に登り辺り見渡すと黒ぽい山が見えます。
これが暖かくなるに従って、芽吹きが始まり山全体が白色に染まってきます。
「春山淡冶にして笑うが如く、夏山蒼翠にして滴るが如く・・・・・。」に拠るとされている。
そこに山桜が咲くと山は一気に賑やかに彩りを添え、春謳歌の季節となります。
枯れてひっそりとした冬の山にも、やがて春は訪れる。
木々は芽吹き、草は萌え出し、山は瑞々しい命で満たされるようになる。
そんな春の山は、遠くから眺めると、おおらかさ、やわらかさ、そして艶やかさを帯びている。
冬の鎮まり落ち着いた印象からは一変している。
そんな山の様子を『山笑う』と表現する。
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