漆掻(うるしか)きの技 山と歩む
気候で性質異なる樹液を採取、 後進育成にも力 工藤竹夫
(日経新聞記事~2022・6・2)
新聞を読んでいたら、「漆搔きの技」の記事が目に入った。
カマで漆の木の表皮を削りとり、カンナで横に傷を一筋つける。そこに細く切り込みを入れ、
出てきた乳白色の樹液をヘラで木樽の中にためていく。
「漆掻(うるしか)き」と呼ばれる、漆の元になる樹液を採る作業だ。
しかし、漆搔き職人さんも、プラスチック等のの急激な発展で、激減していると記事にであった。
筆者が少年時代、裏山に漆搔き職人さんが来て、その後を追ったものでした。
その漆搔き職人さんの手さばきは、子供なりに観察し見ましたが、見事でした。
時代でしょうか、その「漆搔き職人」も、数えるほどに成ったとか!?
漆の成木
ネットから、漆液の採取方法
成木の幹に横の筋を入れ、漆液を採取した。
故郷は山間地であるため沢山の漆の木が自生していた。
これ等の(漆液)を採取するために多くの漆職人の作業員が山に入った。
しかし、幹に傷をつけてそこから液を採取すると言う極めて原始的な方法、
容器に溜めるのは至難の業でした。
漆塗りの器
文化庁から、国宝や重要文化財の修理に国産漆を使用するよう通知があり、
国内で年2.2トンの漆を掻く必要が出てきた。
* 漆は初めての人は、「漆かぶれ」 になるので要注意です。
コメント欄は〆ています。