あれ、いつのまにか新刊・梯久美子著「昭和二十年夏、子供たちが見た日本」(角川書店)が出ておりました。
これは楽しみ。10名が登場しております。
最初は、角野栄子さん。
2010年8月に梯さんが訪問する場面からはじまっておりました。
「鎌倉の駅に降り立つと、空気の感触が違っていた。この日、東京の気温は35度。そこから一時間電車に乗っただけで、ひと息ごとに胸を圧迫してくるような、都会の濃密な熱気は消えていた。・・・」
ちょいと、2~3名をパラパラと読み始めたのですが、
楽しみは、とっておきましょう。
あとがきの始まりはというと、
「今年(平成23年)、未曾有の震災が日本を襲った。映像や写真で被災地の子供たちの姿を目にするたびに、かれらの目にいま映っているものが、どのようなかたちで、その心と体に刻まれていくのだろうかと考える。・・・・
戦争について書かれた記録のなかで、子供はつねに脇役である。保護されるべき弱者であり、歴史になんの影響も与えない存在。しかしかれらは、戦争という日常のなかにあって、『見る』という行為を全身で行っていた。今回の取材を通して、脇役だからこそ見えるものがあることに、あらためて気づかされた。・・・」
この夏。さらりと読めるけれど、さらりと読み進めるのが、もったいない一冊。
それにしても、毎年一冊梯さんの新刊が読める楽しみ。
来年?。うん、期待しすぎずに、待つことに。
これは楽しみ。10名が登場しております。
最初は、角野栄子さん。
2010年8月に梯さんが訪問する場面からはじまっておりました。
「鎌倉の駅に降り立つと、空気の感触が違っていた。この日、東京の気温は35度。そこから一時間電車に乗っただけで、ひと息ごとに胸を圧迫してくるような、都会の濃密な熱気は消えていた。・・・」
ちょいと、2~3名をパラパラと読み始めたのですが、
楽しみは、とっておきましょう。
あとがきの始まりはというと、
「今年(平成23年)、未曾有の震災が日本を襲った。映像や写真で被災地の子供たちの姿を目にするたびに、かれらの目にいま映っているものが、どのようなかたちで、その心と体に刻まれていくのだろうかと考える。・・・・
戦争について書かれた記録のなかで、子供はつねに脇役である。保護されるべき弱者であり、歴史になんの影響も与えない存在。しかしかれらは、戦争という日常のなかにあって、『見る』という行為を全身で行っていた。今回の取材を通して、脇役だからこそ見えるものがあることに、あらためて気づかされた。・・・」
この夏。さらりと読めるけれど、さらりと読み進めるのが、もったいない一冊。
それにしても、毎年一冊梯さんの新刊が読める楽しみ。
来年?。うん、期待しすぎずに、待つことに。