和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

読売歌壇からの眺め。

2020-05-14 | 詩歌
ひさしぶりに購読した読売新聞。
4月と5月とを、購読してみました。

はい。やっぱり私は、読売歌壇に惹かれます。
ということで2か月分の読売歌壇を読み直す。

コロナ禍の最中は、わたしはGOOブログで
フォローさせて頂いている方を、更新のたび
毎日のように見させていただいております(笑)。

GOOブログ投稿された方々の画面と、読売歌壇との、
その共通点と比較点が鮮やかに浮かびます。
お互いの輪郭がはっきりしてくる、気がします(笑)。

ということで、4月と5月の読売歌壇から引用してゆくことに。
はい。はじまりは、歌壇にも常連がいるということで

 落選が度重なれど挫折せず在庫五千首推敲七回
           八王子市 日比光哉

4月6日の栗木京子選の3首目でした。
栗木さんの評は、
「在庫、すなわち詠んだ歌が
5,000首もあることに驚いた。
しかも推敲を重ねた末の歌である。
漢詩にも似た格調を漂わせる一首。」

うん。GOOブログでの、落選はない(笑)。
好き勝手にブログへと書き込める楽しさ。

 添削し載せてくださりし岡野氏を思いて開く月曜歌壇
        東京都 小林洋子

5月4日栗木京子選の4首目でした。
この岡野氏といえば、
大正13年7月7日生まれの岡野弘彦氏のこと。
はい。私が読売新聞を購読してた時、ちょうど
読売歌壇の選者筆頭が、岡野氏でした
(古くは、土屋文明選というのもありました)。

かねてより歌壇でなじみの詠み人の術後の歌に養生祈る
       町田市 三沢康正

こちらは5月11日栗木京子選の6首目。
「かねてより歌壇で」を、「かねてよりブログで」なじみのと
そのまま、置きかえたくなります。

歌好きの陽気な母がオムツした日から静かに無口になりぬ
       佐世保市 近藤福代

これは5月11日小池光選の4首目。『歌好き』じゃなくとも、
『ブログ好き』の方々のことが想われます。

夫の髪さくりさくりと切るときに詩ごころ沸く春の日だまり
         福岡市 木村 彩

4月20日小池光選の第8首目。
ちなみに、『詩』は(うた)と詠みます。


半世紀床の間に座る福助が白髪の吾をじっと見つめる
        近江八幡市 大川 勇

4月27日栗木京子選の第10首目。

はい。私は、いつごろから白髪まじりだったか?
う~ん。忘れました。

2カ月分の読売歌壇。引用してると楽しめます。
とりあえず、ここまで。



 

コメント
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