和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

「京都は歴史の冷凍庫」

2020-05-31 | 京都
4月~5月の2カ月、読売新聞を購読。
今日は5月31日で、読売は今日までです(笑)。
さてっと
読売一面コラムの「編集手帳」(2020年5月31日)。

「鴨川の川辺に高床式の座敷を組み酒食を楽しむ。
京都の夏の風物詩、納涼床の始まりは桃山時代にまで遡る。
もとは浅瀬や砂州に床机(しょうぎ)を並べていたそうだ。
そのにぎわいを蕪村は句に詠み、
本居宣長は日記につづった。・・・・」

はい。このようにはじまっておりました。
ちなみに、産経新聞の産経抄の今日は、
こうはじまります。
「天皇の大臣任命式は歴史が古く、
『徒然草』の第百一段にも描かれている・・」

こうして衣で顔を隠した女官『衣被(きぬかずき)の女房』
を説明しながら、こう続きます。

「・・歴史は繰り返すものなのだろう。
緑滴る季節を迎えてなお、現代版の『衣被』は
簡単に手放せないようである。医療機関や
デパート、航空会社など、利用者にマスク着用を
義務づけた触れ書きを至る所で目にする。・・・」

つぎに、兼好の短文を引用しながら、
コラムの後半をまとめておりました。
はい。どちらも、京都を連想していておかしい。
困ったときの、京都古典頼り。というのがありかもしれない(笑)。

古本で購入してあった本を取り出してくる。
梅原猛著「京都発見」(新潮社)の1と2。
どちらも、300円でした。カバー帯つきで、
本文は開いた形跡もないようで、きれい。

「京都発見」の1(1997年)。その帯に
『京都は歴史の冷凍庫である。』とあります。
ほかには「カラー写真満載」とある(写真・井上隆雄)。
ページの最後の索引下に、
「本書は・・・読売新聞日曜版に連載されたものに
加筆し、脚注を加えました。」とあります。

はい。新聞の日曜版というのは、
新聞の切り抜きをはじまた際の定番コース(笑)。
へ~。と思いながら、この本をネットで検索すると
どうも、1冊目から9冊目ぐらいまで継続して
本が出ていたようです。

さてっと、本文は読んでいないのですが、
帯にひかれました。『京都は歴史の冷凍庫』(笑)。

はい。冷凍を解凍するのは、どうも難しそう。
梅原猛さんは、どう解凍し、どう料理されているのでしょう。
本文を読まない私は、写真に惹かれました(笑)。
うん。それだけでも、300円のもとがとれます。


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