おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

反戦青年委員会

2005-06-07 21:51:57 | 平和
 最近、小生のブログに「反戦老年委員会」様からTBがありました。その言い方にとても郷愁というか、ある意味、かつての反戦運動華やかりし頃の、日本の労働組合や学生運動、市民運動を思い出しました。
 小生が若かりしころ、ベトナム反戦運動が日本中からまき起こりました。その中に、「ベトナムに平和を市民連合」(ベ平連)という運動がありました。作家の小田実さんなどが中心となって主催し、毎週のようにデモ行進を呼びかけ、運動をしていました。たぶん「市民」という言葉は、そのとき初めて耳にしたような気がします。アメリカ軍のベトナム戦争に反対する市民運動であったのです。
 その組織や運動に対する評価は、今振り返っても様々あるでしょうが、間違いなく当時の日本の反戦運動の一翼を担っていたと思います。また、小生も刺激されて、何回かデモ行進に参加しました。
 そのころ、主に社会人を中心として「反戦青年委員会」という組織があったように思います。職場でも、その組織・運動に共感して運動していた同僚もいました。そうした運動はその後さまざまな紆余曲折を経て(小生ごときが測りしることのできないことですが)次第に先細っていったように思います。
 次第に当時の熱血的な青年が壮年に変わり、そして新たな若い層を運動に巻き込むこともなく、参加者が次第に年を取っていったようすを身近にしてきました。そんな、今からもう10年以上も前ですが、これからは「反戦青年委員会」をそのうち「反戦老年委員会」に改名するしかないんじゃないの、などと減らず口をたたいていたのも昨日のことのようです。
 しかし、当時の青年たちが、今や本当に老年の域に達しながらも、それでも今の日本の現状にNO!を突きつけ、発言し、行動していることを知りました。小生の知人もまだ頑張っています。
 今回TBされた方が、そういう組織活動をしていらっしゃる方たちの一人かどうかは分かりませんが、こうした方々が「老いてなおますます盛ん」ということに、小生は脱帽する思いです。勿論、小生といえども、別のかたちで日本をどうにかしなければ、という意識と行動は忘れていないつもりですが。
コメント (2)
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