たぶん日本の社会は、確実に滅びの道を歩いているでしょう。左も右もなく、もう引き返せない道をたどっているような気配。焦りといらだちと鬱と・・・一人ひとりの人間の心に巣くう不可解な気分は、市民権を得て、一人歩きしているようです。何となく気分的に、何となく不安神経症気味で・・・。
戦後60年。戦後「民主教育」の弊害が、こうして現れたきたと見る人も、民主主義を徹底できずにきたつけが回ってきた、と考える人も。もうすでに、若者の心の闇とは無関係に、どちらもいらだちとあきらめの中で、気ままに自己主張し、自己満足をしているだけです。おそらく誰も勝者は出ずに、このまま滅びていくでしょう、日本は。そしてほほえむのは中国や朝鮮ではなく、アメリカ。してやったりと思う、アメリカの政治家たち、財界人たち、教育者たち・・・。戦後60年、日本人の思想改造をやっと成し遂げたからです。
食べることとセックスすることの要求が自在に手にいるモノとなったのは、ここわずか20年も経っていないでしょう。食欲と性欲という人間の基本的欲求が満たされた時、若者がその先鞭を付け、そして、その若者たちが親となって子育てに悩む今になって、日本は見事崩壊の危機を迎えたと思います。なにしろ、アメリカ人が精神的にも肉体的にもむしばまれた歴史を、駆け足で無理に追いかけさせられているのが、今の日本人なのですから。
そのようにし向けてきた、アメリカの対日政策は、見事に完成しつつあります。イシハラさんが都知事になったときに危険な兆候を感じましたが、コイズミさんが首相になったときから、あれよあれよという間に、ここまで日本人の心身が荒廃する、とは思ってもおりませんでした。
考えてみれば、マスコミの荒廃も、20年前から進んできたように、改めて思います。
未来もなく、夢もない社会に縛られるほど、そしてあくまでも刹那的な快楽的社会、その中で、多く若い少年の心をむしばむモノは溢れています。
少年を護り育む地域が崩壊し、家庭が無惨なかたちになって、そうした中で、若者が精神的に荒廃しきっている。その事態をただただおろおろするか、冷ややかに評論するか、そうして無感動な年寄りが増え続けて。
いつしか巷には、不自由そうに歩く老人が目に付くようになり、あちこちで行き倒れが出現し、片づける気力もなく、そのそばで朽ちていく人々。
そんな近未来を思う、15才の犯罪でした。とてもアンニュイな気分でいっぱいな・・・。
戦後60年。戦後「民主教育」の弊害が、こうして現れたきたと見る人も、民主主義を徹底できずにきたつけが回ってきた、と考える人も。もうすでに、若者の心の闇とは無関係に、どちらもいらだちとあきらめの中で、気ままに自己主張し、自己満足をしているだけです。おそらく誰も勝者は出ずに、このまま滅びていくでしょう、日本は。そしてほほえむのは中国や朝鮮ではなく、アメリカ。してやったりと思う、アメリカの政治家たち、財界人たち、教育者たち・・・。戦後60年、日本人の思想改造をやっと成し遂げたからです。
食べることとセックスすることの要求が自在に手にいるモノとなったのは、ここわずか20年も経っていないでしょう。食欲と性欲という人間の基本的欲求が満たされた時、若者がその先鞭を付け、そして、その若者たちが親となって子育てに悩む今になって、日本は見事崩壊の危機を迎えたと思います。なにしろ、アメリカ人が精神的にも肉体的にもむしばまれた歴史を、駆け足で無理に追いかけさせられているのが、今の日本人なのですから。
そのようにし向けてきた、アメリカの対日政策は、見事に完成しつつあります。イシハラさんが都知事になったときに危険な兆候を感じましたが、コイズミさんが首相になったときから、あれよあれよという間に、ここまで日本人の心身が荒廃する、とは思ってもおりませんでした。
考えてみれば、マスコミの荒廃も、20年前から進んできたように、改めて思います。
未来もなく、夢もない社会に縛られるほど、そしてあくまでも刹那的な快楽的社会、その中で、多く若い少年の心をむしばむモノは溢れています。
少年を護り育む地域が崩壊し、家庭が無惨なかたちになって、そうした中で、若者が精神的に荒廃しきっている。その事態をただただおろおろするか、冷ややかに評論するか、そうして無感動な年寄りが増え続けて。
いつしか巷には、不自由そうに歩く老人が目に付くようになり、あちこちで行き倒れが出現し、片づける気力もなく、そのそばで朽ちていく人々。
そんな近未来を思う、15才の犯罪でした。とてもアンニュイな気分でいっぱいな・・・。