Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

音楽の力

2022年11月28日 06時30分01秒 | Weblog
新国立劇場バレエ団 春の祭典 The Rite of Spring
 「新国立劇場で生まれたオリジナル・ダンス作品として、高い評価を受け再演を重ねる傑作『春の祭典』。この大切なレパートリーを新国立劇場バレエ団ダンサーが引き継ぎ上演し、さらに男性ダンサーたちが活躍する新作『半獣神の午後』を併演いたします。

 「肉体の獣性」というダンスのコンセプトもさることながら、「春の祭典」(4手ピアノ編曲版)を二人のピアニスト(松本詩奈さんと後藤泉さん)が演奏するという、それだけで既に豪華な演目である。
 
スーパースターガラ 2022 Bプログラム
 アーサー・ピタ「彼女(ナタリア・オシポワ)はスタジオではあらゆることにオープンで、何に対しても挑戦をためらいません。何か挑戦になることを与えると、彼女は本能的にそれに応えてくれます。音楽性の面でも卓越している。彼女はつねに自由です。そういう自由の感覚を持った相手との仕事は必ず素晴らしいものになります。」(公演パンフレットより)

 私のように、朝目覚めた瞬間にiPodに手を伸ばして音楽を聴いているような人間は、バレエの公演でも、まず音が体に入ってくる。
 そして、音が動きを指示しているように感じるのである。
 そういう意味では、「ジュエルズ」より ダイヤモンドは、チャイコフスキーの交響曲第3番が用いられているが、コリオとマッチしていて心地よいし、「シェヘラザード」なども、もともとバレエ用につくられていたのかと錯覚するような音楽である。
 さて、Bプログラムでお客さんが思わず声を挙げそうになったのが、「Somebody Who Loves Me」である。
 ホイットニー・ヒューストンのI Wanna Dance With Somebody(但し、アカペラバージョン)に振り付けたもので、ダンスのためにつくられた曲であることが「発見」された瞬間である。
 ホイットニー・ヒューストンの曲に合わせて踊る元ボリショイ・バレエのプリンシパル・バレリーナ・・・。
 こういう”自由な”ロシア人もいるという事実は、希望を与えてくれるように思う。
コメント
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