Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

ルーティンはつくらない

2022年11月26日 06時30分42秒 | Weblog
第16回 渋谷の午後のコンサート 〈クリスタル・クラシック〉
 「「あいつがゴミ箱に捨てたスケッチだけでも一曲書けそうだ」。これはドヴォルザークの非凡なメロディメーカーぶりを称えたブラームスの言葉。」(曲目解説より)

 ドヴォルザークは、クラシックの作曲家の中でも屈指のメロディーメーカーと言われており、ブラームスも称賛している。
 「交響曲第8番」で言うと、第3楽章が「スラブ舞曲集」と同じく、”ドヴォルザークしか作れない”メロディーに入るだろう。
 メロディーメーカーらしく、彼は歌曲やオペラも得意で、オペラは10作を越える。
 そこで、今回のゲストはオペラ歌手である。
 恒例の質問コーナーで面白かったのは、森麻季さんのルーティンについてのお話である。
 かつては、本番前にある飲み物(はっきりしないが、ハーブティーのようなものか?)を飲むというルーティンがあったが、ドイツでの公演の際、ガス入りの水しか用意されておらず、困ったそうである。
 そのとき、「歌手は、どんな時でも歌わないといけないのに、ルーティンをつくってしまうと、それが守れないときにピンチに陥ってしまう」(私の記憶で再現しているので、実際は違う言葉だったかもしれない)と思い至り、ルーティンはやめたそうである。
 私も、仕事上のルーティンはつくらない方が無難だと思う。
 というのは、それが守れない環境におかれた時に自分が困るだけでなく、周囲の人に迷惑をかけるおそれがあるからである。
 極端な例を挙げると、「締め切り直前までやる気が出ないので、書面はギリギリに出すルーティン」を有する弁護士と共同受任したケースを想像するとよい。
 一緒に書面をつくる側としては、迷惑この上ないのである。
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