Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

自殺、他殺、病死

2023年05月24日 06時30分00秒 | Weblog
 (チャイコフスキー「悲愴」)「本作の最も特異な点は第4楽章。フィナーレ楽章が速度の遅いアダージョであるばかりか、暗い感情に覆われたまま消えゆくような終わり方は、当時までの交響曲としてはかなり異例だった。あたかも死を悟っていたかのような音楽だったこともあり、かつては自殺説も出現したが、やはり病死で間違いないというのが現在の通説である。
 (ペトレンコ氏)「少なくとも私の個人的な考えでは、この曲の最後は、人間は死んだらそれで終わりだ、というメッセージだと受け止めています。」(公演パンフレットより)

 チャイコフスキーの死因については、かつては自殺説や他殺説もあったが、現在では病死ということで動かないようである。
 最近話題になっている「生まれ変わり」についても、彼はどうやら信じていなかったようだ。
 さて、今年はラフマニノフ生誕150周年・没後80周年ということで、ラフマニノフの曲の演奏が多いが、辻井さんはコンチェルト3番をチョイスしており、秋に開催される「河口湖ピアノフェスティバル2023」でもこの曲を演奏する予定とのこと。
 私は最前列の第一ヴァイオリン側に座って聴いていたが、この位置だと、多重音声の全体を味わうのが難しい代わりに、自分がオケ団員に紛れ込んだような一体感を味わうことが出来る。
 「木を見て森を見ず」という言葉があるけれど、「木になれば森と一体化できる」という言葉が浮かんできた。
コメント
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