さて、”フィールド・ワーク”の結果は以下のとおり。
(1)合宿
「合宿」を謳い文句にしていた3軒は今も営業中。
だが、民宿A(かつやま民宿の1軒)と民宿B(河口湖町大石地区の1軒)は、ホームぺージを見る限り、テニスコートが見当たらない。
その代わり、(会社などの)「研修」、「セミナー」などといったフレーズが目に付く。
対して、「根場民宿自然村」は、施設内容は25年前とほぼ変わりなく、学生団体などの「合宿」向けを売り物にしている。
やはり、少子化の時代にあっては、よほど強い集客力がない限り「合宿」に特化するのは難しいのかもしれない。
(2)温泉
25年前、「寛ぎ」をキーワードとする温泉は3軒あった。
だが、うち2軒(いずれも下部温泉)は休館。
「深山の趣が漂う寛ぎの宿」を謳っていた「旅館 田中屋」は営業中だが、現在のホームページには「寛ぎ」という言葉が見当たらないようで、イメージが変わったようである。
ちなみに、25年前のポケットガイドでは、河口湖の箇所で温泉に触れているのは1か所のみで、しかも「野天風呂天水 」であった。
それにしても、「富士山」だけでも圧倒的なアドバンテージだというのに、「温泉」まで手にしてしまえば、鬼に金棒といったところだろう。
周辺の温泉郷は脅威に感じていることだろう。