「第3ラウンド開始」が本格化しつつあるが、やや意外な方向に進みそうである。
維新が先に動くのではなく、自民党と公明党の衝突が先に生じたからである。
しかも、この問題はかなり尾を引きそうである。
というのも、公明党は、自民党の有力者である荻生田氏の逆鱗に触れたと思われるからだ。
仄聞するところでは、荻生田氏の人望すこぶる厚く、統一教会の問題さえなければ次の首相候補の筆頭に躍り出ておかしくないそうである。
公明党がその人物を怒らせたとなると、今後の流れ次第では、連立解消の可能性も出て来るだろう。
但し、当然のことながら、自民党も一枚岩ではない。
岸田首相とその周辺は、荻生田氏とは違う考えなのかもしれず、公明党との関係を巡って今後内部対立が激化する可能性もある。
いずれにせよ、「第3ラウンド」の鍵を握っているのが維新であることに変わりはなく、その維新が先に動くことなくして、敵失によってアドバンテージを獲得したかのように見える。
大阪は圧勝だろうし、東京で都民ファと連携という手もありそうだ。