チャイコフスキー/バレエ音楽「眠りの森の美女」より ワルツ
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲
ラフマニノフ/交響曲第2番*
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲
ラフマニノフ/交響曲第2番*
前半は「眠り」のワルツと、「岩波文庫への接近」を語っていた森本隼太さんの東フィルとの共演。
ラフマニノフは安定した演奏ぶりで、これとアンコールの「詩曲「焔に向かって」」(スクリャービン)というチョイスからは、「超絶技巧&パワー系ピアニスト」への道を驀進していることが窺えた。
この調子でチャイコフスキー・コンクールに出場して欲しいものだ。
メインの「交響曲第2番」は演奏時間約1時間の長い曲だが、全く退屈しない。
3楽章はなんだか懐かしいメロディーだが、多くの人は、オーケストラの演奏で聴くよりも早く、どこかでポップス曲として聴いているはずである。
エリック・カルメンの「恋にノータッチ」(Never Gonna Fall In Love Rachmaninoff Comparison)がそれである。
なかなか上手いアレンジで感心する。
この人は、ほかにもラフマニノフのアレンジ(パクリ?)曲を作っていて、それが、セリーヌ・ディオンもカバーした「オール・バイ・マイセルフ」(All by Myself (de Rachmaninoff a Eric Carmen))である。
"鼻歌派"ピアニストが、弾いている最中にポップスの歌詞を口ずさんでしまいはしないかと、老婆心ながら心配したりする。