「三部作」として有名なプッチーニのオペラの真ん中:「修道女アンジェリカ」と、ラヴェルにしては珍しいオペラ作品の「子どもと魔法」のダブルビル。
この関係性は、「子による救済」と「母による救済」ということのようだ(公演パンフレット・p36~)。
イタリア語とフランス語のオペラだが、急遽、2つのオペラに、準主役級(侯爵夫人役ち母親役)で同一の歌手が出演することとなった。
「2023/2024シーズンオペラ『修道女アンジェリカ/子どもと魔法』におきまして、『修道女アンジェリカ』公爵夫人役に出演を予定しておりましたマリアンナ・ピッツォラートは、本人の都合により出演できなくなりました。代わりまして、齊藤純子が出演いたします。」
どちらも「怖いおばさん」というキャラクターだが、素晴らしいパフォーマンスであった。
齋藤さんは、ワーグナーもレパートリーに入っているので、ドイツ語も堪能なのだろう。
ということは、イタリア語、フランス語、ドイツ語の「三刀流」ということになる。