博報堂の調査によると震災以後精神面で変化したものは
自活する力を重視することだという
なるほどこれは納得がいく
例えば放射能に関する報道
何を信じていいかわからない情報が錯綜し
判断に迷う状況で、結局自分で情報の中から
判断するしかない
それを身にしみて感じたせいで
身につけた知恵が自己判断能力のアップといえる
また人が何とかしてくれる
といった優しい、のんびりした(それはそれでいいことだと思うけれど)
この国のシステムに過度に依存するのは良くない
と反省を込めて自活する能力のアップを求めるようになったとも言える
確かに今までは自分のことでも人任せだったかもしれない
政治も経済も原発のことも、、、
分業化したほうが効率が良いから
専門家に任せて自分たちは結果だけを聞いて判断する
こうしたシステム自体が、その前提となる専門家が
信用出来ないために残念ながら自分で分かる範囲で
いろいろ調べなくてはならなくなった
思えば今起きているウォール・ストリートのデモも
根っこは同じかもしれない
格差をうんぬんと言うより
自分らの手で何とかしなければ!
といったような感覚に襲われたのかもしれない
とにかく震災以後は劇的に出はなく
気がついていたら変わっていた
というような変化がいろんな所で見られるに違いない
その意味で復興という最優先すべき事柄も
今までの復興のイメージではなく
新しい時代の復興で有って欲しいものだ