世の中にはいろんな法律がある
今まで知らなかったが、今日耳にしたのが障害者雇用に関する法律
これは民間企業に於いては従業員の1.8%は(国・地方公共団体は2.0%)
障害者の雇用の義務があると言うもの
これを守らなかった事業所には罰則があるかと言えば
不足分一人当たり月額50000円の納付金が必要となる
逆に雇用した事業所には一人当たり27000円の雇用調整金が支払われると言う
さてこれが守られている確率はどうかと言えば
残念ながら月額50000円を支払って済ませてしまう事業所の方が多いらしい
確かにそれで法律は守っているし、なんら批難されるものでもないが
どことなく割り切れない気持ちが残るのもまた事実
障害者の雇用に真剣に取り組んでいる人からすれば
障害者が自立、自分は必要な人間なんだと自覚したと感じられる
瞬間を見たりすれば、単純に喜ばしい事だと思うし
その瞬間は人のために働く自分自身の生き甲斐にさえなる
しかし、法律のみを守る人、経済的のどちらが効率的かを考える人は
そこのメンタルな面を少しも考えないのではないか
それはCO2の排出量を自分のところは基準値まで
下げる事ができないので、地方、あるいは発展途上国の
排出権を購入して数字のつじつまを合わせているのに似ている
法律は守っていればそれでいいか?
小沢さんだって、法律的には、裁判をやってみないと分からないが
ちゃんとしているかもしれない
でも、法律を守っているからと言って、それで人の心が納得するかと言えば
必ずしもそうではない
確かに目に見えるところのつじつま合わせ
法律遵守は必要
だがもっと大事なのは、思いの中にあるようだ
そう言えばザンデルの本にもこのような事が書いてあったかな
カントだったか?
話は変わって、世の中には本当にいい人が存在する
どうしようもなくいい人
人間だから多少の欠点はあるにしても
人は信ずるに足るとか、人生は生きる価値がある
と感じさせるような人が!
その筆頭がマザー・テレサで
彼女ほどでなくても
なんでそこまで一生懸命になれるのかと
頭が下がる思いをさせる人がいる
現代の大きな間違いは
何でも交換可能な貨幣に換算すると言う
考え方なのかもしれない
それに変わる適切な考え方がある訳ではないが
換算しなくても、そのもの自体に価値があるという事も
想像力を働かせれば理解できない事は無い
想像力・共感力
そうした貨幣に換算できないものがもう少し
世界の共通項になればいいのに
現代の世界共通の言語は
お金(資本)・暴力(武力)・セックス
最後を除いて、もう少し理想社会に近づけないものか
想像力・共感力のある事が、
人をして他の生物と区別する最大なものなのに
今のままでは単に弱肉強食の動物の世界を
真似ているだけじゃないのか
今日は真面目に考えてみた
と言いつつ、
いつもの様にまとまりは無いけれど