パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「一日は長く、一年は短い」

2013年03月29日 21時25分30秒 | あれこれ考えること

歳を重ねた者が実感すること
一方
「一日は短く、一年は長い」
は子どもに言えること

最近はまるで何かに復讐されているかのように
時間の経過が速い

この時間の経過だけでなく
最近は様々な速度について
今までとは違った感覚になっているようだ

歩く速度、あるいは走る速度
以前は6キロ/時間のスピードなんて
どうってことなかった
むしろモタモタした感じで
ついついジムのウォーキングマシンのスピードを上げたりした
走るスピードも10キロ/時間はちょっときついにしても
8キロ/時間では物足りず、見栄張ってもう少し速めにしていた

ところが今はどうだ
6キロ/時間の歩行もなにやら忙しい感じがするし
8キロ/時間のランニングもペースオーバーな感じがする
ともに体がついて行かない感じ

筋力不足、運動不足のせいなのか
それとも別の理由か

音楽のスピードについても同じ事が言えるかもしれない
若い時は生命力に溢れて、テンポの速いものが好ましく思ったし
体もそう要求した
しかし今は速すぎるものは聴き取れない(?)
指揮者が老年になるとテンポが遅くなりがちになるのは
こうした生理的な要因があるのかもしれない

とにかく、老人は何もかも速くは
できなくなってくるようだ

仕方ない、それが歳を重ねるということ

それにしても、子供達の
一日は短く一年は長く
その変化の大きいことは
不思議な気さえする
かつて自分たちもそれを経験してきたのが
本当にあったことなのか?
とさえ思ってしまう

アインシュタインの相対性理論なんか使わなくても
時間は伸び縮みするみたい

コメント
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