「リアリティとは、『ナチは私たち自身のように人間である』ということだ。
つまり悪夢は、人間が何をなすことができるかということを、
彼らが疑いなく証明したということである。言いかえれば、
悪の問題はヨーロッパの戦後の知的生活の根本問題となるだろう…」
ハンナ・アーレントの言葉
つまりナチスが特別だったわけではなく、普通の人でも
そんな恐ろしいことを起こしてしまう可能性があるということ
しっかり読んでわけでもないがナチスのアイヒマンについての
人物評もある意味怖い
アイヒマンはモンスターのような人物ではなく、ありきたりの
平凡な小市民であった、、、
読んだわけでないから、これは正確ではないかもしれなないが
人間はおかれた状況でとんでもない存在になってしまいうる
この事の真の怖さを、この国の首相は理解しているのだろうか?
罰を与える、許しません イスラム国に向けた
感情に任せた発言としか聞こえない、幼稚な思考を想像させる姿
一見、その場その場の対応では無理からぬ事柄のように見えても
少し距離をおいてみると、彼が何処に向かっているかは分かる
イスラム国が日本を有志連合の一国と理解した
それが正しい理解の仕方であったかどうかは問題ではなく
そのように理解されてしなったのが問題だ
そしてその理解は、話が通じないイスラム国だけでなく
数多くの国にも同じような理解のされ方をしているのではないか
状況があるところまで進んでしまうと
人は正しい判断ができなくなってしまう
流れに流されて、恐怖に脅かされて、、、
しかし今なら、まだ反論やストップはかけられる
(イスラム国に対する考え方ではなくて、彼の考える方向全般について)
歴史から学ぶということは、ハンナ・アーレントが示した
人間が何をしでかすかわからない存在
とならないための方法を考え実行すること
一番のモンスターは、実は人間であるということを
深く理解しなければならない