85歳の母、65歳の姉、58歳の妹、そして自分
東三河に住む家族で(もう一人の妹は埼玉に嫁いでいる)
姉の発案によるひな人形展に出かけた
出向いた先は、田原市渥美郷土資料館
昨年は二川本陣のひな人形展
今年はどんぶり街道の誘いもあってこちらに
みんながこれだけの年齢になると一日一日が貴重な思い出となる
可能性としては何が起きても不思議でない時期になっているので
出来る限り大事にこうした時間を大事にしたい
しかし、男の自分は少々このテのものは退屈
でも面白いものがあった それはぶすっ娘人形
お顔のきれいなお人形は当たり前になっているが
これは真逆、ブスの人形
といってもよく見るとインパクトあって普通のすました人形より
愛嬌があるしどこか可愛い
きれいな人形は飽きるけど、これには惹かれた
もうひとつ気になったのが土人形の武内宿禰
なんで武内宿禰なんだろう
この人今では誰?と思う人が大半ではないだろうか
明治の作品ということだが、明治ではこの人が人々の共通のイメージで
存在していたのだろうか
そしてそのイメージは、、
蘇我氏や葛城氏の祖先とも言われ、とてつもなく長寿とされる人物
また12代から16代の天皇に仕えたと言われる忠臣の人物
仏教より古事記、日本書紀の神道系が重要視された明治
それで武内宿禰が登場ということなのか
もっとも土人形はこの人以外にも知らない人物のものが
まだまだあった
明治時代の一般の庶民の心にある人物、ヒーローは
今自分らが思っている人物とは多分大いに違いそう
庶民感情、、ほんと、ヒーローは誰だったんだろう
大石内蔵助?楠木正成?