自分はベストセラーの本を購入するタイプではない
同様に難解な本でも、理解できるかどうかは別にして
解説本よりもまずは原典を読みたいタイプ
また音楽もベスト盤を購入することも少ない
果たして本好きと言われる人、音楽好きと言われる人は
ベストセラーとかベスト盤を購入するのだろうか、、
確かにベストセラーやベスト盤は、(最初の)選択に対する良い指標になる
でも、自分はそれ以上の選択基準があるようだ
それは「なんとなく」とか「じわじわ湧いてきた感覚」とか
フト目にしたきっかけだとか、、、
つまりは外的な要因はあまりない
本棚を見ればその人の人間性が、CD棚を見ればその人のセンス(感性)がわかると言われる
だからこそある時、人柄を知るためにおすすめの本を三冊挙げてほしいとの質問を考えたことがあった
(3人の人間性を比較する必要があった場面で)
ベストセラーを購入する人は、それを楽しむというよりは、多くの人の中のひとりとして
今の時代に遅れないでいられるという安心感のほうが大きいのではないかと思ってしまう
(現代人は孤独とオルテガなら言いそうかも)
今年になって読み始めた源氏物語(現代語訳 瀬戸内寂聴さん訳)も
クライマックスシーンの若菜(上)、若菜(下)を過ぎた
登場人物への感情移入もしやすくなってきたが、困るのは一晩寝るとどういう人間関係だったのか怪しくなっていること
(最後のページに人間関係の図があるので、何度も見返すことになっているが助かる)
源氏物語はベストセラーだから読み始めたのではなく、内的な衝動から、、
源氏物語が世界のベストセラーとして、今も読まれているのは納得できる
ホント、なかなか面白い