パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

オタクの入り口にいる、大好きなブルックナー交響曲8番

2023年11月09日 10時54分23秒 | 音楽

ドイツ・オーストリアの有名な作曲家を表す3Bという言葉がある
バッハ、ベートーヴェン、そして一般的にはブラームスが挙げられるが
個人的には最後のひとりはブラームスではなくてブルックナーだと思う

ブルックナーに触れたのは高校時代
レコード店でブルックナーの9番の交響曲とマーラーの一番(巨人)の
レコードのどちらかを購入しようと試聴したのが最初だった
お互い数分だけ聴いたのだが、すぐにブルックナーの響きに魅せられてしまった

このカラヤン指揮、ベルリン・フィルの9番の交響曲を
知人にもこんなにすごい曲があるのだと、、紹介したこともあった
(自分ほど感激しないのが大半だった)

世間で一番嫌いな作曲家のアンケートをすると、ブルックナーは何年も連続で
トップを独走しているそうだ
ブルックナー好きには信じられないことだが、なんとなくその気持もわかる
情緒的な表現があまりなくて、感情に訴えなかったり
何がしたいのか分からず途方にくれる気持ちになるのは想像できる

でも良いんだな、、ブルックナー
古今東西の交響曲で一番聴いているのがブルックナーの8番
これはオタクの世界の入り口くらいにいる

レコードとCDでは
フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル交響楽団1949年録音
フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団1944年録音
カラヤン指揮 ベルリン・フィル交響楽団 1967年録音
カラヤン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1988年録音
クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘンフィル交響楽団
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ジュリーニ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヨッフム指揮 ドレスデン交響楽団
テンシュテット指揮 ロンドン交響楽団
バレンボイム指揮 シカゴ交響楽団
クレンペラー指揮 ニューフィルハーモニア交響楽団
朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
チェルビダッケ指揮 ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団
ハイティンク指揮 コンセルトヘボウ管弦楽団
シモーネ・ヤング指揮 ハンブルク交響楽団
エリアフ・インバル指揮 フランクフルト放送交響楽団
ブーレーズ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団
ギュンター・ヴァント指揮 北ドイツ放送交響楽団
ギュンター・ヴァント指揮 ベルリン・フィル交響楽団
ミヒャエル・ギーレン指揮 バーデンバーデンシンフォニーオーケストラ
思いついただけで20種類ほどある
この他にピアノ二重奏に編曲したものがあり
オルガンに編曲したものもある

実演では
ギュンター・ヴァント指揮 北ドイツ放送交響楽団
ズービン・メータ指揮 イスラエル交響楽団
朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
ティーレマン指揮 ウィーン・フィルハーモニー交響楽団
ズービン・メータ指揮 ベルリン・フィル交響楽団

この曲をなぜこんなに聴き比べているのかといえば
まずは聴き比べをしてしまう第3楽章のせいだ

この楽章は本当に大好きで、一楽章だけで25分くらいの曲
この音楽がなっている時の時間の経過は、早いんだか
長いんだか、、途中で時間感覚が変になってしまう
哲学的な思索とか、時の流れを一部切り取ったかのようであったり
草花が咲き乱れる自然を思い浮かべたり、寂寥感を覚えたり
楽章が終わるとフッと我に返るような気持ちになる

これらの多くの演奏を印象として全部を語ることはできない
でもお気に入りは
実演では圧倒的にヴァントの北ドイツ放送交響楽団のが良かった
いつも聴ける録音媒体では現時点では
フルトヴェングラー指揮の1949年 ベルリン・フィル管弦楽団
ギュンター・ヴァント指揮のベルリン・フィル管弦楽団が好き

それにしても、なんでこの曲がそんなに好きなのだろう?
(好きには理由が必要ないかもしれないが)










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする