今日は土曜日だが、子どもたちはいつものように
先頭から一番後ろまでだいぶ離れて歩いている
その中のひとりに「今日は何時からスタート?」
と聞いてみると「分からない!」の答え
小学生ならこんなものなのだろうか、、と少し驚く
今日は小学校のスマイル・フェスタの日
昔は学芸会、ちょっと前は学習発表会という名前で
地元の人に親しまれてきた行事の日だ
「見に行くからね!」
と子どもたちに告げて、ルーティンの家事を済ませ
9時頃に小学校に出かけた
始まりは9時位で始まったばかりだった
スマイル・フェスタは運動会のスポーツ・フェスタ同様に
いろんな行事が同時進行している
1年から6年までクラスごと学年ごとに
自分たちが考えた(選んだ)出し物を親とか祖父母と
一緒に楽しむ様になっていた
じゃんけんをしたり、何かを作ったり、実験したり、、
どうしても気になるのは近所の子の様子
あちこちに貼られた行事予定を見て彼らを探す
3年生が広場で歌を歌ったり笛を吹く行事があった
まずはこれから!
と親御さんたちと並んでいるとAちゃんが見える
Aちゃんもこちらに気づいたようでお互いに手をふる
3年生になるととにかく大声を張り上げて歌う
ということはなくなっている
それでもまだ穢れを知らない感じは十分に感じられる
(数年前の一年生の歌は汚れがなくて涙が出てきた)
歌や演奏だけでなく、みんな一言だけ声を発するコーナーが有る
Aちゃんは大丈夫かな!と少し心配になるが
本人のほうがあっけらかんとしている
この行事の最後に校歌が歌われた
聞いたのは本当に久しぶりだった
校歌は小学校、中学校、高校と歌ってきたが小学校の校歌が一番好きだ
それは6年間という長い時間歌ってきたからではなくて、
メロディとか音楽性が一番高い気がしている
あるときこの校歌を他市の人に聞かせたところ「いい歌だね!」
と評価されたこともあった
「本当に久しぶりに校歌を聞いて懐かしかった」
月木の朝には校門で少し会話する校長先生に話しかける
「僕たちが小学生の時は1番は男子だけ、2番は女子だけ
3番はみんなで歌ってたんですよ」
「へえ、そうなんですか、知らなかった」
「今は男と女の区別しない、こういう時代なんでしょうね」
ブラジルにルーツを持つ近所のLくんは、少しばかり心配したが
土曜日に登校するということが理解できていなかったようで
姿は見えなかった
彼は9月に来たばかりで日本語もまだまだだで
親御さんに行事予定のプリントを渡しても理解できないからだろう
でも、先日下校時に会った時は「おかえり」に
「ただいま」の返事ができていた
今日は、とりあえず近所の子は全員見つけスマホで写真を撮った
やはり見てもらえると嬉しいようで、どこにいるか気づかないでいると
「おーーい!」と声をかけてアピールする子もいた
それにしても、久しぶりに校歌を聞けたのは良かった