清水寺で発表された今年の漢字は「北」
そうかと思いつつ、なにかストンと落ちてこない気分がするのも事実
余りにも北朝鮮色が強すぎ、不必要に煽られているような気がして、、
(北九州の、、も含まれると言っているが連想するのはあの国のこと)
さて自分に当てはめると今年の漢字は「本」
自分で購入したものやら図書館で借りたものやら割合よく読んだ
数だけなら本読みからするとそんなに大した数ではないかもしれない
でも手応えがありすぎる本の最後のページまでいった数冊の本
それらの本をちょいと積んで眺めると、なんだかニソニソしてしまいそう
それはまるで縦走した山の地図を見て、此処からここ迄歩いたんだと自己満足している気持ちに似ている
前にも取り上げたが、圧倒的に面白かったのは
「樹木たちの知られざる生活」ペーター・ヴォールレーベン
そして自分にご褒美を与えたいくらい大作に取り組んで、終わりのページまでいったのが
「サピエンス全史」上下 ユヴァル・ノア・ハラリ
「イスラエルのアイヒマン」「全体主義の起源」(2)帝国主義 ハンナ・アーレント
「孤独な群衆」リースマン
だが終わりのページまでいったが、理解したかと言えば疑問符がつくのは情けない(が、、、仕方ない )
政治的な本も自分の住む地区のこと、何やら不穏な空気を感じて珍しく挑戦した年だ
「戦争まで」「それでも日本人は戦争を選んだ」加藤陽子
「南京事件を調査せよ」清水潔
「天皇機関説事件」山崎雅弘
「保守主義とは何か」宇野重郎
「ポピュリズムとは何か」水島治郎 他、これらが国政に関わりそうなこと
地元にどことなく関わりそうで読んだのが
「地方議会ズレの構造」吉田利宏
「代議制民主主義」待鳥聡史
「多数決を疑う」坂井豊貴 他
でも、やはりあまり自分の好みの世界とは違うので読んだだけ、、みたいな印象
科学関係の本も気になるので手にしたのが
「入門!進化生物学」小原嘉明
「量子力学で 生命の謎を解く」ジム・アル・カリーリ、ジョンジョー・マクファデン
その他にも、経済学の要素がたっぷりの心理学の本は
「選択の科学」 シーナ・アイエンガー
「ファスト&ロー」ダニエル・カーネマン
「予想通り不合理」ダン・アリエリー
これらは、えげつなく実行される心理学の実験が面白かった
小説類は、、三島由紀夫の豊穣の海の「春の海」「奔馬」
中村文則の「教団X」池澤夏樹の「アトミック・ボックス」
それからカズオ・イシグロの「夜想曲集」
どうやら今は気分的に小説類に関心が行かない時期のようだ
あとは気楽なお楽しみのための本を少しだけ
ただ最近つくづく思うのは、本は何時でも読めると思っていたが
実はそうでもないかもしれないという実感
目がしんどくなってきているのと集中力や気力が続かないでいる
結局のところ、何事もできる時にやっておかないと、、 アカンということ
ところで年内に終わるかどうかわからないが再挑戦してるのが
「道徳と宗教の二源泉」アンリ・ベルクソン
現在半分くらいまできてるが、認知心理学とサピエンス全史の内容が思い浮かんで
前に読んだときと少し違う印象(しかし、以前読んだことはガッカリするほど何も覚えていないな、、、)
目標は、今年中に最後のページまでいくこと、、さて、どうかな