大掃除が終わった
約一時間半、脚立を持ちだして高いところの煤払い
よくもまあ、こんなにホコリが溜まるものだといつも思う
ホコリの色は灰色なのは何故?
と、ずっと前に「チコちゃんに叱られる」でやっていたが
いろんな色が交じると灰色に見えるというのがその時の答えだった
光はレッド・グリーン・ブルーが混じると透明になるが
色彩(光を反射して見える色)は黒に近づく
それは絵の具を混ぜると納得する
こんなふうに物事を科学的に考えるのは悪くない
夜中に目が覚めて、何年越しで最後のページまで行ったのが
「ワープする宇宙」リサ・ランドール
美人の顔写真がなかったら購入していなかったかもしれない
今までに本質と無関係のお顔で購入したのはエレーヌ・グリモーの
ピアノリサイタルと彼女の書いた本
それに続いてこの本だ
男はしょうもない生き物だな、、、と思う
この本は現代物理世界で格闘しているところをリアルタイムで紹介している
統一理論とは電磁気力、弱い力、強い力、重力の4つの力を
同じ理屈で説明しようとする世界で、重力を除けばなんとなくまとめられるようだが
重力がどうしても説明できない厄介なものらしい
その説明をするためには普段の生活するスケールではなくて
もっと小さな素粒子の世界まで入らなければならない
そしてその世界では相対性理論だけでは解決できない問題が存在する
つまりは物理学者を悩ませる様々な現象が起きる
この解決法として、ひも理論とか多次元宇宙の概念を紹介している
最近耳にする「ひも理論」だが、これは説明の部分を読んでもわからない
同様にわからないのが多次元の世界
数学者や物理学者は多次元の世界を違和感なく想像することができるらしいが
素人にはお手上げだ
もっともこれは困難を伴う思考で「やめたほうがいい!」
と若手の学者にアドバイスされるのは素粒子論と宇宙論らしい
今は便利な世界で「ひも理論」と検索すれば
それを説明する動画が見つかる
わからないが読み続けて、その動画を見ると
そのようなことが書いてあったな!
と、なんとなくわかった気になれる
と言っても、本の大半はわからないままだ
こうなると意地になって最後のページまで行くぞ!
と決める
この本ではっきり自覚したのは、様々な可能性の有りそうな考え・アイデアを
必死になって取り組んでいる物理学者の迫力だ
言い出しっぺの多次元宇宙をそれにこだわるのではなくて
それさえも多少の疑いを持って考え続け、そして実験結果を待つ
なんかよくわからんが、必死に戦っている
それだけはわかった
この何百ページもある本は目を通しただけかもしれないが
それでも世の中は不思議なことが多くて面白いと素直に思う
それにしても大掃除が終わって、ホッとした