れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ツリバナ(吊花)・ヘラオオバコ(箆大葉子)・ジャコウアゲハの卵・シャクトリムシ・日記・俳句鑑賞

2023-05-02 04:11:51 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

ツリバナ(吊花)
 <ニシキギ科ニシキギ属>
落葉低木。
葉は対生し、長さ3~10センチの卵形または倒卵形で縁に細かい鋸歯がある。

5~6月、葉腋から長さ6~15センチの柄をだし
直径6~7センチで淡緑色、またはやや淡紫色を帯びた花を開く。


花弁、雄しべ、萼片はともに5個。

花盤が発達していて固い。


蒴果は直径9~12ミリの球形で熟して5裂すると、
朱赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。


ツリバナの実


ヘラオオバコ(箆大葉子)
 <オオバコ科オオバコ属>
道端や荒れ地、河原などに増加して生えているヨーロッパ原産の
帰化植物。見た目は愛らしい。


花茎は高さ20~70センチ、長さ5~10センチの花序から、
1センチ程度の雄しべが飛び出すのが目立つ。
葉が箆のような形なのでこの名がある。

<日記>
いつものようにヨガに行く。
終わってから、花が何も咲いていない牧野庭園へ。
朝ドラのおかげで大人気。
大急ぎで帰宅して、銀行回りする。
グリーンベルトの小さなお店で
(まりと来たことがある)ブランチする。
まりは置いてきぼりで、
ふんふん文句を言ってるみたいに甘える。
通帳を見て、ずいぶん引かれてるなぁ~と思う。
少し、生活も自粛しないといけない。

※昆虫コーナーは先日の薬用園で見つけたウマノスズクサ
3つもジャコウアゲハの卵が産みつけられていた。



棒みたいな尺取り虫


友達の帽子にくっついていた。

※我が家のナミアゲハ達

しっかりした糞を出しているので安心💛


食べないで心配していたが、糞が出ているので一安心。


柔らかそうな葉を与えてだいぶ大きく育ってきた。

        《俳句鑑賞は夏の季語夏休み》

     いつの間に母らしきわれ夏休   星野 立子    




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルバウツギ(丸葉空木)・ヤセウツボ(痩靭)・モンカゲロウ&ホソガガンボ・アゲハ幼虫・日記・俳句歳時記

2023-04-30 08:46:37 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

マルバウツギ(丸葉空木)
 <ウツギ科ウツギ属>
日当たりのよい山地に生える落葉低木。
若枝は紫褐色で星状毛が密生。
樹皮は短冊状に剥がれ、灰褐色。髄は空中。


葉は対生し卵円形又は卵状で、基部は円形、

下の葉は浅い心形。縁に鋸歯があり、両面に星状毛がある。


円錐花序に直径約1センチの白い花を多数開く。

花弁は5個。雄しべは10個で花糸には角がない。


ヤセウツボ(痩靭)
 <ハマウツボ科ハマウツボ属>
マメ科に寄生することが多い。
1年草で、マメ科植物の根に寄生し、寄生根から栄養分を吸収し、
成長する無葉緑素姿勢植物。


茎は分岐せず、色は赤紫褐色。
紫色のストライプや斑点の入る唇状の花をつける。

公園や草地に生える。

<日記>
いつものことだが、連休中はどこへも行かない。
ずっとそれは通してきた。
だから、今回も家で過ごすつもりだ。
ただ、いつもその代りに旅行したのが、
免許返納でわんこと泊まれる場所へ行かれない。
行かれないのなら、
近場の公園に私はお握り持参で出かけるつもりでいる。




※昆虫コーナーは、ホソガガンボモンカゲロウ
ツルハエ属で、ホソガガンボ属だけでも35種もいるそうだ。


モンカゲロウ
大きさは20ミリ前後。
褐色で前翅に黒い帯状の紋を持つカゲロウ。
各節に濃褐色紋がある。
渓流のそばの植物にとまっていることが多い。


幼虫は川の中で育つ。
モンカゲロウ

※我が家のアゲハの幼虫

Aちゃんは、本日、30日青虫になりました。
昆虫籠に各自入れて育てることにしました。


Bちゃん、食欲あり糞もしています。


Cちゃん、食欲なし。

糞も見つからない。


まだ卵です。

             《俳句鑑賞は夏の季語5月》
   5月(さつき)・聖5月(せいごがつ)・(5月来る・5月尽(ごがつじん))
          
      画像は関係ないけれど・・ブラックジャツクとピノコちゃん
       「アッチョンブリケ!!」

          酔うてしまうには美しい五月の夜    有馬 篤子

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オニグルミ(鬼胡桃)雌花と雄花・キキョウソウ(桔梗草)・ハナグモ・キバラヘリカメムシ・オオシマカラスヨトウ・ハの幼虫新入り・日記・俳句鑑賞

2023-04-24 08:10:57 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

オニグルミ(鬼胡桃)の花(雌花)
 <クルミ科クルミ属>
なかなか、このオニグルミの雌花に出会うことは少ない。
久しぶりに出会えた。
雌花の花柱はきれいな紅色です。
山野の川沿いによく生える落葉高木。
雌雄同株。


老木の樹皮は暗渇色で縦に裂ける。
若枝には黄褐色の軟毛が密生する。
葉は大形の奇数羽状複葉。
小葉は4~10対あり、長さ7~12センチの卵状長楕円形で、
星状毛が多い。


雄花序は前年枝の葉腋から長く垂れさがる。


結果は直径約3センチで、核の中の実は食べられる。


おまけの冬芽は羊や猿の貌に似ていて面白い。


キキョウソウ(桔梗草)
 <キキョウ科キキョウソウ属>
今年初めて出会った。
小さな花が段々に咲きあがる。
青紫の花が咲くことからこの名がついた。
ダンダンギキョウとも呼ばれる。


花は葉腋に1~3個付く。
草丈は30~80センチ。
柄のない葉は直径1センチほどの円形で、茎を抱いて互生する。
花は紫色で先が5つに分かれている。


<日記>
第4日曜のS公園の観察会。
そんなに縛られることもなく自由に観察できて
楽しい。キンランやギンランが笹薮に見ごろでした。
終わってから、いつものように、
植物園に寄ったら、Nさんも観察員の方もいて

お話などしてからお腹がすいたと思った。
日曜の天気の良い公園は家族連れが多い。
たまにはボート池の販売所で風景を見ながらと、
食事(しょっぱい焼きそば)したけれど・
おにぎり持参するべきだった。


※昆虫コーナーは貌みたいに見えるハナグモ

何か口に咥えて食べてるところかな?


ハナグモさん


若いエノキの葉はよく巻かれてある。
落とさない(オトシブミ)のようだ。


どなたかしら?芋虫さん
とても元気そうね。これから蛹になってどんな蛾か蝶になるのかな?

himesijimiさんから、オオシマカラスヨトウと教えて頂きました。
確かにクヌギ・コナラ・エノキ・ヤナギ類、オニグルミなどが食草で、
ぴったりでした。


キバラヘリカメムシかな?


昨日、我が家にやってきたレモンの木にいたアゲハの幼虫
これからが楽しみ(#^.^#)

     
        《俳句鑑賞は夏の季語蛇苺(へびいちご)》


         流水に真紅うつらず蛇苺    山口 誓子

 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サワフタギ(沢蓋木)・シソバタツナミソウ(紫蘇葉立浪草)・タツナミソウ・ハエとアブとハチ・日記・俳句鑑賞

2023-04-22 08:13:22 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

サワフタギ(沢蓋木)
 <ハイノキ科ハイノキ属>
落葉低木~高木
別名ルリミノウシゴロシ
山野に生え樹皮は灰褐色で浅く縦に裂ける。


葉は互生し、長さ4~8センチの倒卵形または、楕円形で、
先端は尖り、ふちには細かい鋸歯がある。


本年度の枝先から長さ3~6センチの円錐花序を出して白い花を密につける。
花冠は直径7~8センチで5深裂する。


雄しべは多数。雌しべは1個。


秋のサワフタギの実
ブルーの実が沢山なると美しい。


シソバタツナミソウ(紫蘇葉立浪草)
 <シソ科タツナミソウ属>
葉が紫蘇の葉に似ていることによりこの名がある。
茎は紫色を帯び細かいうえ向きの毛がある。


タツナミソウ(立浪草)
 <シソ科タツナミソウ属>
紫色の花を穂状につける姿が、打ち寄せる波に例えた。
野や丘や林の縁に生える多年草。


タツナミソウ(立浪草)
 <シソ科タツナミソウ属>
シロバナ

<日記>
南沢の観察会だった。
野川で会う方とご一緒でした。
爽やかな水辺公園を歩く。
オオカワジシャやクレソンの白い花が迎えてくれる。
今年も見つけた、オドリコソウとウマノスズクサに
ジャコウアゲハの卵♪(明日掲載しますね)
散会してから、ウワミズザクラとイヌザクラを
見に行ったら、もうすっかり散っていたし、
木も伐採されていて残念だったが、
虫好きな彼女とずっと川筋を歩いて
食事をご一緒して沢山植物や昆虫などの話題になって楽しい時間でした。

※昆虫コーナーは、アシナガバチ



アメリカミズアブ?


ハエ
(オビキンバエ)


ハエ(ケブカクロバエ?)


ハエ
ハエ、アブに関しては間違ってるかもしれません。

今日、アゲハの卵は幼虫になりました!

ほんとに小さな幼虫でやっと卵から出てきたばかりです!



         《俳句鑑賞は秋の季語の草の花》
   千草の花(千草の花)とも使う。

        がんばるわなんて言うなよ草の花 坪内 捻典
        
        ままごとにかあさんがゐて草の花 福神 規子




 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フウセントウワタ(風船唐綿)ミソハギ(禊萩)クワコ見つけ♪俳句鑑賞

2022-07-10 05:35:16 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

フウセントウワタ(風船唐綿)
 <キョウチクトウ科フウセントウワタ属>
和名は外来の綿で、蒴果が風船のように膨らむことから。
葉は一見柳の葉にも似ている。
白色の小さな花をつける。


結実すると、風船玉のような蒴果ができる。
果実の中には、絹糸状の冠毛を持つた種子が入つている。
(※だから、ガガイモ科(キョウチクトウ科)にも入るのね。)


果実の表面には褐色の剛毛が見られる。
枝を切ると白色の乳汁が出る。


ミソハギ(禊萩)
 <ミソハギ科ミソハギ属>
ミソハギは、盆花には欠かせない花になってる。
山野の湿地に生える多年草。
根茎は横に這う。茎は直立して高さ1メートル前後になり、
上部で枝を分ける。


葉は対生し、花は葉のわきに3~5個集まって、穂状につく。

花弁は4~6個。
萼は筒状で先端は6裂し、裂片の間には針状の付属片がつき、
横に開く。

            

             休憩


▲ハス(蓮)
<スイレン科ハス属>
涼しそう・

昆虫コーナーは、また見つけた小さなクワコ💛

まだ1センチにも満たないクワコでした。
丈夫に育ってくれるといいけれど。

小さなフンでしたが、確かに桑の葉を食べています。

          
           俳句季語茄子(なす
       なすび・初茄子・茄子汁・鴫焼(しぎやき)
      などと使う。

     夕立が洗っていった茄子をもぐ  山頭火

      素直ないい句ですね・

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セイヨウニンジンボク(西洋人参木)キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)イラガの幼虫・俳句鑑賞・

2022-07-08 05:30:39 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

▲セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
 <クマツヅラ科ハマゴウ属>
牧野庭園にあるので、以前からよく知っていたが、
取り上げたことが無かった。
なぜって、西洋とつくので、私の古い図鑑には載ってないと思っていた。
まぁ!掲載されておりました。
南ヨーロッパ原産。


他にタイワンニンジンボクがあるが、小葉が5~7個。
裏面は灰白色。


淡紫色の小さな花を多数つける。白花もある。

花冠は有毛で下部は筒状、上部は5裂してくちびる状になる。


キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)
<ナス科チョウセンアサガオ属>
以前はダチュラとも呼ばれていた。
この場合の朝鮮は、異国の意味で格別な地域を表しているものではないそうだ。
※上向きに咲くのが、チョウセンアサガオで、下向きに咲くのが
園芸名エンゼルトランペットで、キダチチョウセンアサガオの事です。
芳香のある白い花を下向きに開く。
先端の5裂した先は星状に尖る。

果実は長さ、約15センチほどで長卵形で棘がある。

全草が有毒なので、取扱注意。



淡橙色もある。

チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)は上向きに咲く。



チョウセンアサガオの実は、イガイガ!

                休憩

   

  牧野富太郎(牧野庭園にて)

★昆虫コーナーは、イラガの幼虫


とても愛らしいが、触れないように!
刺されると激痛い!


「こんにちわ」って言ってるわけでもないけど、
棘のある割には愛らしい💘でしょ?


指されると痛いから、触らないでね。
昨日、伸びたナンキンハゼを剪定した後、
柵に見つけた。イラガの幼虫でした。

          俳句季語朝顔(あさがお)
         牽牛花(牽牛化)とも使う。

     朝顔のなにかが終る身のほとり  長谷川 秋子


                



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユスラウメ(桜桃)の実・フシグロセンノウ(節黒仙翁)ヘクソカズラ(屁糞葛)コウホネ(河骨)コガネムシ・アオスジアゲハ・

2022-07-07 04:57:31 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

ユスラウメ(桜桃)
<バラ科サクラ属>
以前は、美味しく戴いたものだったが、今は誰も食べる人がいず、
この赤い実の色を愉しむばかりです。
落葉低木。
樹皮は暗褐色で幹はよく剥がれる。
葉は密に互生し、長さ4~7センチの倒卵形で縁に細かい鋸歯がある。

春に白色または淡紅色の花が多数咲く。
花弁は5枚で雄しべは多数。
果実は直径1センチほどの球形で赤く熟して食べられる。


フシグロセンノウ
 <ナデシコ科マンテマ属>
暗い場所で咲いていることが多いが、花色が鮮やかな橙色なので

よく目立つ。
山地の林下や薄暗い林の縁などに生える多年草。
ひっそりと咲いても目立つ。


茎の節の部分が少し太くなり、黒紫色を帯びることから「節黒」
京都の嵯峨の仙翁寺にセンノウが植えられていたことから節黒仙翁
と名づけられた。


茎の先や枝先に朱赤色の花をまばらにつける。
花は直径5センチほどで5枚の花弁が平らに開く。


ヘクソカズラ(屁糞葛)
 <アカネ科ヘクソカズラ属>
ずいぶんひどい名前だが、確かに臭い匂いがあるが、
花は愛らしい。
花は筒状で先端が5つに分かれ、花の内側が深紅色で毛が多い。
別名のヤイトバナは、この赤い色をヤイト(お灸)に例えた。

秋になると丸い黄褐色の実がかたまつてつく。




                   休憩

▲コウホネ(河骨)
 <スイレン科コウホネ属>
池や沼に生える多年草。
根茎が白骨のように見えるのでこの名がある。


※昆虫コーナーは、コガネムシ・コアオハナムグリ・アオスジアゲハ

ヤブミョウガの花の上で、仲良しさんのコガネムシ


ガガイモの花の上で、コアオハナムグリ


水を飲みに来たみたいで・いつも素早く飛ぶアオスジアゲハだが、
よく地面に止まって水たまりの近くで水分補給かな?

 

 これは、ハゴロモの幼虫が見たいと思っていたので・・勘違い!
 葉っぱに引っ付いた鳥の羽根?みたいだった! 残念!!!


↑はアオバハゴロモの成虫


            俳句季語灸花(やいとばな)

          屁糞葛(へくそかずら)と言う。
 
      野の仏へくそかずらを着飾りて   石田 あき子     

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボタンクサギ(牡丹臭木)コヤスノキ(子安木)の実イイギリ(飯桐)の青い実とオオシオカラトンボ?と俳句鑑賞

2022-07-06 03:38:57 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

▲ボタンクサギ(牡丹臭木)
 <クマツヅラ科クサギ属>
我が家では、日当たりが少々悪くても、結構育って増えている。
枝や葉に触れると臭気があり、クサギカメムシなどがよく来る。
葉は対生し、長さ8~12センチの広卵形で、ふちに大小不揃いの
鋸歯がある。
両面の脈状に細毛があり、触れるとざらつく。


枝先に半球形の集散花序を出し、淡紅紫色の小さな花を密生する。



萼は紅紫色で、長さ3~9ミリ。

 

コヤスノキ(子安木)の実
 <トベラ科トベラ属>
初めて見たのは4~5年前の牧野庭園で、小さな苗で植えられていた
ものだったのが、育ちました。
常緑低木。
葉は長さ4~16センチの倒卵形または長楕円形。
5月頃、地味な黄色い花を2~12個ほどつける。


蒴果は直径約1センチほどの球形で先が尖る。
秋には黄色になって熟すと3つに裂け、赤い粘った種子を出す。
別名はヒメシキミ(姫樒)



▲イイギリ(飯桐)の青い実
  <イイギリ科イイギリ属>
まだ、赤い実になっていないのだがたまには青い実もいいかなと、
掲載してみた。
葉裏はこんなに白かったんだと改めて気が付いた。
落葉高木。
葉は互生し、長さ10~20センチの卵円形で、葉柄の先端に
2個の腺体がある。


枝先に長さ20~30センチの円錐花序を出す。
雌雄異株。


秋に球形の赤い実がなる。

              休憩

スイレン(睡蓮)
又は、
▲ヒツジグサ(羊草)
<スイレン科スイレン属>

昆虫コーナーは、シオカラトンボ
 もしかして?オオシオカラトンボかしら・・?
  

  全体にふっくらしていた・・。



        俳句季語睡蓮(すいれん)
     未草(ひつじぐさ)とも使う。
     
     睡蓮の水に二時の日三時の日 後藤 比奈夫

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニワウルシ(庭漆)の実・ナツハゼ(夏櫨)の実・オトギリソウ(弟切草)アオドウガネ・クワコは繭へ・俳句鑑賞

2022-07-04 04:49:15 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

▲ニワウルシ(庭漆)の実
<ニガキ科ニワウルシ属>
一つ区をまたいで大きな公園までクワコのために新鮮な桑の葉を食べさせて
やりたいとでかけたのだが、
クワコは帰宅するとすでに葉を丸めて繭の準備中だった。

・・と言う事で新鮮な桑の葉はもう食べずに繭の中で暫くはじっと過ごすようです。
ニワウルシの実は初めて見た。
この木はずっと・・モクゲンジだと思っていたからだ・・。
確認できてよかった!
別名はシンジュ(神樹)と言う落葉高木。
葉は大形の奇数羽状複葉で互生する。
小葉は6~12対あり、長さ8~10センチの長卵形または卵状披針形で、
先は鋭く尖り、基部に1~2個の歯牙があり、歯牙の先に腺点がある。


本来なら、7~8月に枝先の円錐花序に緑白色の小さな花を多数開く。
雌雄異株。花弁と萼片は5個。


果実は長さ、4~4,5センチの翼果で、翼の中央に種子がある。
※別名のシンジュ(神樹)は、英語名の「tree of heaven」の訳からで、
天に届くほど大きく育つことによる。




▲ナツハゼ(夏黄櫨)の実
 <ツツジ科スノキ属>
本来なら、山地や丘陵で出会いたかった。
私の大好きな木の実だから・。
お散歩途中にて、不思議に紅葉していて実がなっていた。
落葉低木。
高さ3~4メートルになり、よく分岐する。
葉は卵状長楕円形または卵状楕円形で長さ4~6センチ。
ふちと両面に粗い毛がある。


液果は直径7~9ミリの球形で萼の後が大きく、黒褐色に熟す。
酸味があり食べられる。







オトギリソウ(弟切草)
  <オトギリソウ科オトギリソウ属>
オトギリソウ(弟切草)と言う名前には、兄弟の秘話がある。
鷹匠である兄弟が鷹の治療薬としてオトギリソウを使い、

二人だけの秘密にしていたが、ある日、
弟がその秘密を他人に漏らしてしまう。
怒った兄は弟を斬り、その血しぶきが葉にかかつて黒点になった、
と言う伝説からこの名がある。
葉や花に小さな黒点が散らばるが、これは色素を含む油点。


薬用になり、葉を油に浸したものを傷薬に使う。
草地や田の畔に生え、草丈は15~30センチ。


花弁5枚の黄色い花の中央に多数の雄しべがある。
※表面からはよく見えないが、葉を光に透かして見ると、
小さな黒点が葉の全体に見られる。

               休憩


▲ケイトウ(鶏頭)
<ヒユ科ケイトウ属>


           俳句季語鶏頭(けいとう)
      鶏頭花(けいとうか)・鶏冠(とさか)・韓藍(からあい)
      などと使う。

        鶏頭の十四五本もありぬべし  正岡 子規

        鶏頭のやうな手を上げ死んでゆけり 富澤 赤黄男

        2句とも鶏頭の句では、有名な俳句です。
           赤黄男の方は戦争俳句

昆虫コーナーは、
アオドウガネ
かな?
<甲虫目 コガネムシ科>
鈍い光沢がある緑色のコガネムシ。


    ※今朝クワコは昨日から桑の葉を丸めて、
        静かにを作り静かに羽化を待っています。


昨日より、桑の葉を丸めて糸をかけ始めていました。
幼虫がその時はまだ見えていましたが、
あまり刺激したくなかったので、そのままにしておきました。
7月4日、早朝にはすっかり繭を作って葉の部屋の中にじっと
しています。あと10日~2週間すぎるまでは、このままでしょう。
もう少し、経ったら葉の中を覗いてみることにしようと思っています。


少し、葉を開いてみました。
色は白い真綿の様な繭でした。
おやすみ、くわこ。
目覚めたら、立派な蛾になっていることでしょう💘
その日まで、待っています。



 

 

 

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガガイモ(蘿摩)モッコク(木觚)の花・ハキダメギク(掃留菊)休憩・ホタルガ・今日のクワコ

2022-07-01 05:37:20 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞
  1. 斛斛

ガガイモ(蘿摩)
<キョウチクトウ科ガガイモ属>
実はコンクリートの駐車場になる前に、小さな苗を戴いてきて
狭い庭に植えてあるものだ。
去年は咲かなかったのが、今年は初めて花を咲かせた。
河原や山野の草地に生える多年草のつる植物。
葉のつけ根から枝をだし小さな星形の花をつける。


葉は長いハート形で、長さ5~10センチ。

花色は淡紅紫色~白色で直径1センチ程度、花弁の内側には細かい毛が密生していて、
白つぽく見える。
何と言っても秋の果実が楽しみです。


秋の実(#^.^#)
これが割れて綿毛が飛んでいく風景が大好きです。

▲トベラ(扉・海桐花)の花
 <トベラ科トベラ属>
▲モッコク(木觚)の花
<ツバキ科モッコク属>
今、なぜ?トベラモッコクの花かと言えば・先日の高尾山で、
花が沢山、道に落ちていたのだが・その時は何だろうと思って
解らなかったのだ。家に帰って調べているうちに直感が働いた!
あ~~トベラの花だ(#^.^#)


★カラスムギさんへ💛
ありがとう。モッコクでしたね♪
間違いを教えて下さり有難うございました。

そう・・考えてみれば、モッコクは常緑高木ですから、
花が道に落ちていても高尾山の木々の中に隠れてしまっていますよね。
(トベラなら・低木だから見えるはずでした。)


(常緑低木なのだが、道を歩いている間は解らなかったので、
高い木なのだろうと思っていた。ここで気が付くべきでしたね!)
葉は長さ3~7センチの長楕円形狭卵形で厚くて光沢がある。


花は葉脈に直径1,5センチの白い花を下向きに開く。
花弁は5個。
落ちていた花は雄しべが取れて1個の花になり、花の質は堅い感じでした。)
※カラスムギさん、
教えて下さり、有難うございました。
勘違いで終わってしまう所でした。 ^^) _旦~~

ハキダメギク(掃留菊 
 <キク科コゴメギク属>
世田谷の掃き溜めで見つかったことから、この可哀そうな名になった。
この名をつけたのは牧野富太郎。
熱帯アメリカ原産。
草丈は15~60センチ。
頭花は小さいが5個並んだ舌状花の白い花弁は、先が3つに分かれている。


花期が長く色々な蛾夜で見られる。

             休憩

ふるさと館の常設展

★昆虫コーナーはまづはホタルガ




ホタルガ
<マダラガ科ホタルガ亜科>

※今朝のクワコ

▲昨晩は、よく籠の上方に登ってきて、葉を食べると言う行為が少なかったので、
もう、蛹になるのかと思ったが・・・


今朝は、5センチに育ち、食欲もあった!
葉もよく食べていて、フンも多量にあった。

大きな桑の木にいたので、急に籠に入れられて
昨日は、ストレスだったのかもしれない。
少し、慣れてきて食欲も出てきた。
(茶色の体液はいったい何だっただろう?)


また、明日のお楽しみ(#^.^#)

        俳句は季語水無月(みなづき)
     または青水無月(あおみなづき)とも使う。

     青水無月汽笛は街をうつろにす 上窪 則子

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする