北大路機関

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年末特集:写真で振り返る自衛隊行事二〇一九 イージス艦あたご艦上で迎えた平成令和時代

2019-12-28 20:19:56 | 北大路機関特別企画
■平成時代から令和時代へ
 本年は平成時代から令和時代への転換となった一年ですが、その様子を自衛隊行事写真から振り返りましょう。

 令和元年。本年も様々な自衛隊行事を撮影しましたが、天皇陛下御譲位と上皇陛下御即位という新時代、新しい時代の始りを感じるその御即位の式典の日を、当方一行は舞鶴基地にて迎えました。平成と令和の移ろいを舞鶴にて迎えた、北大路機関らしさ、でしょう。

 新年度の行事は駒門駐屯地創設記念行事より撮影を開始しました。静岡県の駒門、例年は相馬原を重点的に撮影していました故に久々の撮影でしたが、本年は戦車教導隊と第1機甲教育隊を統合した機甲教導連隊新編を撮影、物凄い来場者の増大に、もう驚きでした。

 第12旅団創設記念相馬原駐屯地祭、本年は快晴と共に桜花満開の季節、榛名山麓の木々の向こうに雪を冠した赤城山、最高の情景を撮影する事が出来ました。ここ数年は改編の部隊多忙や悪天候で行事が左右されましたが、平成最後の旅団祭は最高の条件が揃いました。

 美保基地航空祭。C-2輸送機の大編隊です。C-2輸送機はC-X時代より見守り、その初飛行にも立ち会った国産機、量産も順調に進んでいる事は知っていたのですが前に航空祭を訪問した際には主力のC-1が既に美保では完全に引退していた事には、新鮮な驚きでしたね。

 RF-4戦術偵察機、いよいよ今年度いっぱいで除籍され航空自衛隊の永い戦術偵察機の運用は終了、遠くない将来に導入されるRQ-4無人偵察機に置き換わります。RF-4からRQ-4,同じ“4”ですが別物、百里基地の機体ですが全国の航空祭地上展示で身近な機体でした。

 16式機動戦闘車、第15即応機動連隊の改編と共にこの装備の配備がそのまま74式戦車の退役を意味するのですが、機動力を活かして其処此処の行事に続々登場しています関係からか、僅か配備から翌年という装備ながら、親近感を覚えるようになってきたところです。

 きりしま。蒲郡港一般公開の様子です。本年は自衛隊観艦式実施とあり地方隊展示訓練は行われなかったものの、艦艇広報は全国で展開していまして、敦賀港護衛艦かが一般公開など、今年はいろいろな港町を散策する機会がありました。海というものは、よいものだ。

 自衛隊観艦式フリートウィーク。巨大台風直撃により令和元年自衛隊行事がまさかの中止という事になってしまいましたが、フリートウィークは盛況でした。直前に御厚意や御縁のお話しが在りまして、成程一種同窓会的機運もあり、個人的には楽しい艦隊週間でした。

 AIRBOSS,海上自衛隊の弾道ミサイル赤外線長距離監視センサーを搭載したP-3試験機です。こちらは新しく導入したG-3デジカメの試験へ岐阜へ行った際の写真です。デジタルズーム2400mmの1型センサー搭載コンデジ、今年はこのカメラで撮影が一新しています。

 OH-6D観測ヘリコプター。明野航空祭にて撮影です、久々の明野は前回未だTH-480運用直前の時代でしたが今年度はOH-6Dのラストフライトが実施、永く陸上自衛隊の象徴的な機体は後継機OH-1の調達が不充分のまま打ち切り後、耐用年数限界により廃止されます。

 F-15J戦闘機大編隊、千歳基地航空祭の撮影です。例年の千歳は大編隊が縮小されたり曇天悪天候等が重なるという事ですが本年は久々に真夏の北海道に行きますと、天候は素晴らしく気温僅か33度と京都より7度近く涼しく、中々に快適な環境で航空祭が楽しめました。

 富士総合火力演習。こちらも直前に御縁頂きまして、今年も撮影する事が出来ました。AAV-7の射撃展示も板についてきましたが、驚いたのは16式機動戦闘車が4kmの長距離射撃を展示した事、4kmといえば阪急河原町から京都駅までに匹敵し、その性能は凄かったです。

 小松基地航空祭。今回反省したのは、予行を確認せずにブルーインパルスを小松空港から撮影しよう、とお友達を巻き込んでしまい、実は小松空港の展望デッキからはそれほどブルーインパルス展示が見えなかった事です。いや申し訳ないことした、と反省しています。

 練習艦隊江田島出航。感心しました。こういうのは護衛艦いなづま出航が練習艦かしま、よりも先という点です。かしま揚錨装置が故障したのですね、直後に揚錨しましたが、時間に間に合わなければ旗艦を置いてでも出航する、自衛隊の時間厳守ぶりに感動しました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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