イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

問題の焦点の当て方で世界が変わってくる!(主張すること 3/10)

2013-04-21 | 第二章「五感と体感」

 今日は雨、ベランダから見える電線に雨粒がついています。八王子は雨ですが、寒いところは雪が降っていることを今朝知り驚きました。

 この電線の雨粒ですが、写真で撮るときに望遠の倍率を上げたり、焦点を変えたりして最近買ったサイバーーショットを楽しんでいます。雨粒も、カメラの視点を変えることで、随分変わって見え、不思議なものだ。

 さて、昨日は昔馴染んだ仕事の世界。マーケティングやプランニング、問題解決などについて想いを馳せていた。そして、たまたまFBで知った清水さんのブログを読んだ。実は、中学生の時に同級だった優秀なUさんの著書「仮説思考」を読み、そしてオススメの「論点思考」を先日書店で見つけて立ち読みをしたところであった。

 今はNPOの仕事に関わっているので、ビジネス書も非営利活動とはいえ興味を持つ必要性は感じているのだが、もっとも興味のあることは、論点や視点を変えることで世界が変わる心理学的な現象である。思考に焦点を絞った心理療法もあるくらいなのだ。

 自分でも経験があるが、人は追い詰められることがある。そして、そこで自力で処理ができなくなると環境に適応できず、ひどい場合は心の病になる。それも、身体が簡単に怪我をするように、簡単に病むようだ。

 生き甲斐の心理学の師匠・U先生から教えていただいたが、自分と他人の混濁。理想と現実の混濁。そうした混濁にいつの間にか巻き込まれ疲れ果ててしまう。

 こうした時力になるのはロジャースの命題1だ。心理学の精髄とも思えるが実に哲学的な言葉で、こうした迷いの中で光を示してくれる。自分の存在のしかたを深く理解するとは日々の生活で意外な力となる。簡単に言えば、「自分は自分」ということなのだが。

 命題1: 個人はすべて、自分が中心であるところの、絶え間なく変化している経験の世界(world of experience)に存在する。

 そして、落ち着いたところで、視点や論点自体を考えてみる。カメラの焦点や倍率を変えてみるようにだ。すると意外にも問題が鮮明になり、解決への道筋がつかめることも。さきのブログの戦略や戦術、作戦のレベルに応じて対策を変えるように、問題のありか(レベル)を調べる。一見、となりのAさんの個人的問題が、自分の問題であったり、仕組みの問題であったり、日本の政治の問題だったりする・・・それが見えると、あとは自分は自分で道を歩き始められる。

 そして、最後に、自分が誰かに愛されている存在であることを思い出す。

 主張すること 3/10

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