イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ちょっと、道を間違えないでね!(主張すること 8/10)

2013-04-26 | 第二章「五感と体感」

 住所から、道を探して目的地に行く。今はGPS機能とか地図とかストリートビューとか・・・便利になったが、それでも間違いそうな微妙な場所があるようだ。

 こうした時に、しっかりした地図とかコンパスとかGPSとか・・・あれば良いが無いと迷ってしまう。時には大混乱に陥ることも無いではない。

 さて、今日は、役割遂行ということを考えている。何かを主張することも自分の置かれている役割があり、主張する相手の役割もあるからである。そして、主張はこうした複雑な役割の中に投じられた小石のように波紋を投げかける。結構疲れる波紋もある。特に自分の役割がアイデンティティが混乱していて揺らいでいると、大変。

 親切に提言しても、それがオセッカイと感じられたり、時には冷たいと思われたり。まあ、いろいろである。そんな時は、どこにたどりつくか、もうわからない。

 こんな世の中ではあるが、最新のGPSのように、混乱・不安を上手に安定させ、目的地までの道を上手に教えてくれる場所がある。それも、もっと深く。それは、最新のテクノロジーではなく、恐らく数万年以上の伝統から成り立っている。祖先の血と涙の結集だと私は密かに考えている。

 奈良や京都は代表的であるが、近所の神社・仏閣・教会、つまり聖なる場所。そこは、混乱している私のような人間を、静かに受け入れ、生き甲斐の心理学用語を使うと、ストレス曲線から幸福曲線に上手に導いてくれる場所である。

 聖なる場所は、当然ながらアイデンティティに揺ぎがない。基本的に誰でも受け入れる受容性がある(まあ、きつい石段があったり、橋があったり、聖水盆があったり、ちょっと大変なことも多いが、聖域に入るときの感激はかえって大きい)。まるで、神仏から人間を癒すための役割を与えられているかのようだ。

 オセッカイでも、冷たくもなく、静かに「ある」・・・だけの聖域。3月には伊勢・奈良に行ったが、5月、6月はいろいろ計画中。楽しみである。自分のアイデンティティを整え、自分の役割を整える。

 主張すること 8/10

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