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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

主張する痛みとゆるし (主張すること 10/10)

2013-04-28 | 第二章「五感と体感」

 表現したり主張したりする。毎日何か行ってはいるが、時に痛みをともなうことがある。

 もう50年以上経っているのに、ときどき思い出す場面がある。祖父母の家で、掃除をしている祖母に向かって叫んだ8歳の時だ。どういうわけか廊下の電灯のスイッチの映像が鮮明に記憶されている。

 止むにやめられない魂の叫びがあったようだが、それによって自分自身も傷ついたようだ。その記憶と、庭先で甘納豆をちり紙に包んでくれた祖母の記憶が不思議に結びつく。遠い昔なので、前後の関係がどうかよく判らないが、祖母の愛を感じた時である。

 主張することは自分の役割、他者の役割を意識しつつも、何かを超えて叫ぶことかもしれない。それにより、自分も他者も変化する。他者はなかなか判らない驚きの存在だが、少なくとも自分は変わる。

 主張することは選択することでもある。選択すれば、選択しなかった何かが損なわれ傷つく。また、主張することは、決して意識だけの世界ではない、背後に無意識の世界・魂の世界がある。40億年の生命の歴史、宇宙137億年の歴史までまとわりついている。

 8歳のときの少年の主張。それから随分たつが自分の主張と選択の道はどうだったのだろうか。痛みもあったが、祖母の甘納豆のように、ゆるしてくれる存在も感じる。

 主張すること 10/10

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