第23回ペプシカップ・・・私の所感

私的にはホームページ担当で東京体育館内を走り回った今年のペプシカップが終わりました。

男子は例年に比べて「大砲」が見当たらず、大混戦の中から東京の小岩クラブが優勝。5年生エースでの全国制覇だけに、次は2連覇が期待されるのでしょうか。問題は部員数?
予選1試合目で小岩を破った沖縄の津覇クラブは悔しかったことでしょう。そうです。1試合負けたところから背水の陣で勝ちあがってきた小岩クラブなのでした。総監督の原先生は、支部壮行会の時に「今年は何か良い予感がする」と言っていました。予感的中。さすがですね。

女子は、若鮎新宮が圧倒的な強さで優勝。最初から最後まで危ない試合は全くない完全優勝でした。すべてのレベルが他を寄せつけない強さがありました。サーブで崩し、レシーブは鉄壁、エースのスパイクスイングの速さとブロックを見抜いて穴を見つける目は大したものでした。

昨日も書きましたが、私の一押しは大元。
ほとんどの試合をフルセットで苦しみながら勝っていった・・・という私の価値観をも覆すチームでした。大元さんを知る関西の方々はこう言いました。
「あの子たちはバレーボールが大好きやから、少しでも長い時間、コートに立っていたいんや。3セットも試合ができて喜んでいる子たちなんや。不思議なチームやろ。」
ほんまや!第3セットの途中、タイムアウトでもないのに、客席の応援団に向かって笑顔で手を振っている選手達。それに嬉しそうに手を振り返している応援団。まあ、なんというチームなんでしょう!昨日、今日の2日間で私のチーム運営の目標が決まりました。大元さんをモデルとしてチームを作っていこうと思います。
ありがたいことに監督さんは辰巳ジャンプのHPも見てくれていた。岡山は遠いけれども、末永く交流をしていけるといいなぁと希望しています。

私の頭の中には大会の映像がまだまだたくさん残っています。記憶の中から消えてしまわぬうちに、この掲示板に書き残しておきたい。
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素晴らしいチームと出会うことができたペプシカップ

ペプシカップ3日目。東京体育館での予選2日目を勝ち抜き、見事ベスト8に進んだチームの中に、私の心をとらえて離さない素晴らしいチームがありました。
岡山県代表チームの大元(おおもと)スポーツ少年団さんです。バレーボールもセッターの見事なトス回しによってブロックを振り切り点を重ねていくお見事なプレーなのですが、それ以上に感動したのはチームの指導方針です。

(1)自主性を重んじる選手会組織
 このチームには「選手会」という組織があり、子ども達の自主的なアイデアでチーム内のいろいろな行事が組まれている。特にソフトバレー大会では「大会委員長」「競技委員長」「審判委員長」などの役割も作り、本格的に運営しているらしい。この他、お別れ会やクリスマス会なども実行委員会中心に、ほとんど子ども達が企画・運営するということだ。

(2)笑顔が絶えないチームカラー
 男女合わせて50人を越える部員数。各学年ごとにメンバーが組めるチーム状況。今年ベスト8に進出したチームもレギュラー全員が6年生。しかし、5年生を入れればもっと強くなるらしい。なのにあえてそれをせず、6年生だけで試合をし続けている。みんなが力を発揮できるように監督さんは支えている。子ども達は、苦戦している試合中でも、それを楽しんでいるとしか思えないような笑顔を見せる。

(3)暴力・暴言はありえない指導
 保護者の皆さんが一様に言うには、
「うちの監督が怒鳴った姿は見たことがない。ましてや暴力など考えられない。」
確かに試合中もけっして怒ったりしない。どんなに接戦でも励ますこと以外していない。しかも笑顔で。すごいと思った。
 もう卒業した子がこんなことを言ったこともあるそうだ。自分達が勝っている試合中に、相手の子が監督からぶたれているのを見て、
「ねえ、あの子がかわいそうだから、私たち負けてあげてもいい?」
また、指導の厳しいチームに練習試合に行った時には、
「あんなに怒ったり、ぶったりするチームとは練習したくない。先生、大元に帰って練習した方が楽しいよ。帰ろうよ。」
「もう二度とあのチームとは練習試合しないでね。」
こう訴えたそうである。
こういう話が伝説として語られているチームです。

私は今大会一のフェアなチームとして、全面的に応援したい気持ちになりました。その後の試合中、コートサイドからずっと見守った私です。

大元チーム。ぜひとも交流を持ちたいチームです。

  *0015-01 SHIRO- [宮崎]    [15/08/07(木)-16:12]      
   イノッチさん、お疲れ様でした。大会の様子、近くにいない者にとっては大変貴重な情報でした。ありがとう御座いました。

 イノッチさんの大元チームレポートを拝見し、すごく考えさせられました。ん・・・・そんなチームもありなのか・・。と言うのが私の正直な気持ちです。大元レポートを女房と一緒に読みながら、女房の冷たい視線を感じました。かなり考えさせられます。
 

 

  *0015-02 イノッチ      [15/08/07(木)-22:46]      
  大元さん、とうとうベスト4まで行きました。見れば見るほどファンになるめったにないチームでした。昨日のベスト8決めの試合中も、負けているのに観客席の応援団に向かって選手が手を振っている。それに応援団が手を振って応えている。うらやましいほどに試合を楽しんでいました。大会本部や審判団からも「こういうチームは始めてみたよ。」という声があがっていました。
今日の準々決勝の3セット目でさえも、ゲーム中にセッターが応援団と手の振り合いをしていました。監督さんとも話をさせていただきましたが、心底尊敬できる方でした。

  *0015-03 aipapa [中国]    [15/08/09(土)-23:32]      
  イノッチさん、こんばんは。
東京でお話させていただいた大元の父兄です、私達のチームを気に入って頂いて有難うございます、子供たちも色んなスタッフの方の暖かさを感じて日々を送った様です。

気が付いたらベスト4、この結果は本当に子供達が掴んだ幸せです。

ペプシに行きたい!東京体育館で試合がしたい!ベスト8に成りたい!
そしてディズニーに行きたい?色んな欲張りを全て叶えてくれた神様と、神様を納得させた子供たちの笑顔。
笑顔のままでここまでチームを造って下さった監督、全てに感謝しています。

6日のベスト8進出を決めてから、バレーの話になると目が赤くなる母親達。
ビールのおいしい父親達。
何十年?ぶりに感動をおぼえたおばあちゃん達。

最後の最後に飛行機を止めた台風、本当に内容の濃い1週間でした。

  *0015-04 イノッチ      [15/08/10(日)-05:31]      
  aipapaさん、何とか無事に岡山に帰れたようですね。
台風が激しかったので西日本のチームは大丈夫かなと心配していました。

大元チームの存在が私に力を与えてくれました。あんなに魅力的な子ども達は見たことがありません。今後、大元を目標にして私もチームを作っていこうと思います。
辰巳は2年後が楽しみなチームです。4人は160cmクラスになります。その時に東京体育館で対戦したいと欲を持って頑張ります。

写真、何回かに分割してお送りします。しばらくお待ちください。
ところで大元さんのホームページは作らないですか?
立ち上げれば「岡山の第1号」になるはずですが。
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