宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

名古屋市長選の情勢は? 河村たかしさん必勝へ

2009年04月19日 20時40分46秒 | その他
 4月19日日曜日の午後8時を過ぎました。きょうも全国で多くの市長選など自治体選挙が開票されています。もちろん自治体のことは自治体住民が決めるわけですが、多くの民主党議員・総支部長も選挙のお手伝いをしていますから、そこではぜひ勝たなければいけません。

 名古屋市長選は政令指定都市ですから、あと6日間選挙運動ができます。きょうは最後の選挙サンデーとなります。

 名古屋市長選は前民主党衆院議員で民主党推薦の河村たかしさん(60)、自民党県連と公明党県本が支援する元通産官僚の細川昌彦さん(54)、日本共産党推薦の団体会長の太田義郎さん(65)、元会社員の黒田克明さん(36)の無所属4人が争っています。

 ありがたいことに、私も民主党の人から「河村さんの情勢はどうなの?」と聞いていただけるようになりましたが・・・分かりません(^_^;) 正直、名古屋市のことはあまり分からないし、自分で世論調査をかけるお金もありませんので。

 私は追われる立場の選挙戦の経験はほとんどなく、それはそれで大変だと思います。

 きょうの民主党ニュースにこんな写真を見つけました。

 

 [写真]4月19日午後、名古屋市内の演説会で、大塚耕平・愛知県連選対委員長と伴野豊・愛知県連代表=民主党ニュース。

 伴野豊さん(衆院愛知8区)大塚耕平さん(参院愛知全県)のとびっきりの笑顔です。愛知県連の代表と選対委員長コンビがこれだけ笑顔なのは、良い闘いができている証拠です。

 野村克也監督は「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」と言っています。「負け」というのは必然の「負け」しかなく、「負け」には負けた理由が必ずあるという意味でしょう。同感です。

 選挙はフタがしまって開くまで分かりません。気が緩んだ方が必ず負けます。しかし「負けない構図」というのはは告示日(公示日)までにはつくられているものです。

 河村さんへの党本部の推薦を決める常幹(常任幹事会)では、伴野代表は次の写真のようにずいぶんと緊張した面持ちでした。


[写真]3月24日の常幹であいさつする河村たかし名古屋市長選候補(左)と伴野豊・愛知県連代表(右奥)

 しかし、これで「負けない構図」ができたので、告示後、選挙戦で手応えがあるのでしょう。

 ちなみに「公示」とは衆院選・参院選の国政選挙だけで使い、その他の選挙戦は「告示」と言います。これは国政選挙は憲法7条による天皇の国事行為であるのに対して、自治体選挙はちがうからです。

 ◇
 
 中日新聞に次のような報道がありました。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009041990090921.html

 民主党愛知県連は19日に緊急幹事会を開き、河村たかしさんの対抗馬の細川候補(自公支援)の集会に参加し、「細川さんを何とか勝たせてほしい」と投票を呼びかけた杉山均・名古屋市議(リンク先は4月19日現在です)に対して、離党勧告ないしは除名勧告をする方針だと報じられました。当然の措置であり、許されない反党行為です。河村さんは「議会での党議拘束の撤廃」を訴えていましたが、選挙での反党行為を呼びかけたことなどありません。

 ある程度選挙が分かっている人なら、今回の選挙では投票日の1週間前ごろに何らかのひきしめがあると考えるのがフツウです。利口な人なら、身の振り方に気をつけなければいけない時期だったことは分かるはずですが、この杉山市議という人は市長選という“小選挙区”の戦い方をよく勉強していなかったのでしょう。

 名古屋市議会では民主党系会派が第一会派です。政党政治とは、党のブランドに対する市民の信頼によって成り立っています。身の程を知らない議員の多さには驚かされます。主権者は、いちばん偉い人は、市民だということをゆめ忘れてはいけません。

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「松下政経塾にはいろいろな人がいる」福山哲郎さんが安定感を示す

2009年04月19日 19時19分15秒 | その他
[写真]民主党参院政審会長の福山哲郎さん

 戦場の友(衆院議員)を支え、マニフェスト作りと政権交代後の準備をすすめる民主党政調会長代理(参院政審会長)の福山哲郎さんが東京放送系列のBS-TBSに出演。

 司会者の元毎日新聞政治部長の岸井シゲタダさんが「松下政経塾出身者は政策には強いですが、政局のドロドロには弱いですねえ」と指摘。私はそれは正反対だと思うのですが。

 福山さんは「政経塾出身者は民主党にも自民党にも党派を超えていますから、一概には言えません」と述べた上で、「ただいろいろと勉強させてもらいました」と出身母体への感謝を述べました。

 総理大臣の要件として、「松下幸之助は政経塾の入塾試験の要件を“運と愛嬌”だと言っていた」とのエピソードを披露。「私は参院議員なので、自分が総理になろうと思ったことは一度もない」としたうえで、「できれば官房長官をずっとやりたい」と笑顔で語りました。

 福山さんは次の内閣(NC)で長妻昭さんとともにネクスト官房副長官をつとめています。

 番組の終わりに、司会者は「一日の長がある」として、この日の放送の“総理大臣候補”として福山さんを表彰。敗れ去った自民党の衆院議員、柴山昌彦さん(埼玉8区)に対しては「ちょっと緊張しちゃったかな」とフォローしました。地上波テレビで民主党が表彰されることはまれですが、BS放送なので、本音が出て、民主党を表彰したのでしょう。

 福山さんの安定感を感じました。マニフェストと政権交代後の民主党政権の運営に関する事業仕分けは、福山さんを中心にして作業が進んでいます。

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さあ、反転攻勢だ!

2009年04月19日 16時19分42秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 先週、西松事件の捜査が終結したのではないか、という報道がありました。鳩山幹事長も定例会見で「表献金だけで、ヤミ献金には行かないのか?」と不満を示しながら、捜査が終わっている可能性があると指摘しました。

 司法記者クラブ所属の新聞記者(某全国紙)に聞いたところ、「いや終わっていないですよ」。僕が「二階さんを立件しないでいいから、とにかく早く終わってほしいんですが」と話を締めくくったら、記者は、ああそういうものなんだなという感じで「はあ」と相づちを打ちました。

 以前、東京地検特捜部も吉田正喜・筆頭副部長について、中堅検事が「ムリだよ」とぼやいているとお伝えしましたが、中堅検事は他部署に飛ばされてしまったそうです。飛ばされるのは吉田検事の方だと思いますが、組織ではこういうことはよくあります。

 小沢一郎さんが地方行脚を再開しなかったのは、大久保秘書の身体が自由になる前には、活動を再開できない、という考えがあったのではないでしょうか。小沢一郎とは浪花節の人、“照れ屋の田中角栄”です。照れ屋でなければ、15年前には総理になれていたでしょう。

 フジ産経「新報道2001」のトレンド調査(首都圏、500人、電話)。西松事件の前週に民主党は自民党にダブルスコアをつけてしまいました。選挙理論としては、本戦前に勝ちすぎていてゆるみが心配になるよくない数字です。きょう午前8時50分ごろ発表の数字では、民主党27・6%、自民党24・4%と再びトップに立ちました。「まだ決めていない」「棄権する」を除く、推定投票率は“59・2%”。これで計算すると、民主党の推定得票率は“46・6%”。世直し5党合計では、“50・2%前後”の推定得票率となります。これで行くと、推定議席数は270前後でしょうか。

 この1ヶ月半はムダではありませんでした。

 真に頼れるリーダーがだれか分かりました。鳩山由紀夫さんの信頼が大幅に向上し、「名幹事長」と呼ばれ出しました。参院議員会長・輿石東さんも安定感をみせました。

 蓮舫さんが先週、ラジオに出ましたが、参院議員総会で発言したのは「西松事件の後、情報が私たち(一般議員)に入ってこなかった」ことへの不満だったと説明していて、新鮮に感じました。さすがは蓮舫さんだと思いました。というのは、およそ自民党議員というのは、こういうときに何も知らないのに、知ったかぶりをします。自民党議員というのは“知ったかぶり”の帝王です。「情報の独占」がすなわち「権力の源泉」ですから、自民党の連中は「俺は知らない」とはけっして言わない。

 西松事件の当日、小沢さんが特捜部の動きに気付いたのは午後1時ちょっと前だと思います。小沢先生がいつもと違う声で、自ら電話をとって、議員会館の議員室の代表電話にかけ、「(その議員の)携帯電話番号を教えろ!」と話して、秘書を驚かせたのが午後1時過ぎです。小沢さんは携帯電話を使いませんから、小沢さんの秘書が周りにいないと小沢さんは議員の携帯電話番号が分からないと思います。私はこのときから何か起こると思いましたが、あの透明性そのものの陸山会の収支報告書が特捜の餌食になるとは思いもよりもせんでした。今思うと、そこに甘さがあった。

 その朝、午前8時50分には、読売新聞社会部の女性記者が議員会館に電話を入れてきました。他の人によると、わめきながら議員会館を走り回っていたそうです。午後3時に朝日新聞の「特捜が陸山会を強制捜査へ」とのネット記事が出て、夕刊1面にスクープが掲載。午後5時のTVニュースはそれ一色になりました。午後1時過ぎの夕刊シメキリまで4時間かけずり回った読売が何も記事を入れられなかったのです。

 こういった出来事の中で、私としても、本当に信頼できる議員、そうでない議員がだれかよく分かりました。秘書、総支部長、支持者。記者もしかり。政権交代のコアメンバーはしっかり固まったと思います。鳩山大幹事長は17日の記者会見で「民主党は党としてこの問題に取り組んでいる」とハッキリ言いました。そして、「政権交代は天から与えられた使命」だと述べました。

 あす4月20日(月曜日)には総務省が政党助成金を民主党本部に振り込みます。世界でいちばんあつい夏(政権交代の夏)に向けて、さあ、反転攻勢だ!

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