宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

小沢さんは地方遊説で「天地神明に誓ってやましいことはない」と演説してほしい

2009年04月12日 21時38分50秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

[写真]逆転の夏第21回参院選で遊説する小沢一郎さん、富山市八尾町(越中八尾)の深谷公民館前で、2007年7月25日=宮崎信行撮影

 NHKニュースによると、鳩山由紀夫幹事長が12日、西松事件について「国民は十分な説明があったとは思っていない」と述べ、小沢一郎代表が地方遊説をして、説明すべきだとの考えを示しました。

 私も賛成です。

 この写真は、私が当ブログを開設する直前、「逆転の夏」の4日前、富山市に取材に赴き、撮影した写真です。私にとっては日経新聞社で編集局長付き休職後に退社して、5年ぶりにジャーナリスト活動を再開した記念すべき日となります。この深谷(ふかだに)公民館、私が1時間半前に会場に到着した時はだれもいなかったのですが、直前になると、あっというまに200人以上の聴衆が集まりました。田舎には、そういう傾向があり、私は好きです。

 元参院議員の谷林正昭さんが司会をしながら、小沢さん登場までの間合いを持たせるという役回りを見事に演じました。青さがまぶしい田んぼの向こうから黒塗りのハイヤーが登場。谷林さんは政策演説をやめ、「みなさん、見てください。小沢一郎さんですよ」。到着すると、「みなさんマスコミはコワモテだなんだと言いますが、全然違うでしょう。見てください、一人一人と握手してモミクチャにされてますよ。さあこちら側のみなさんも近づいて、握手してみてください。実際に見てください。小沢一郎さんですよ~~!」とアナウンス。

 「みなさんは一人一人が小沢さんの話を聞こうと思って、ここにいらっしゃったんでしょう。これが自民党ならどうですか。必勝のハチマキを締めて、やれいけ~、それいけ~と動員ですよ」と1998年の第18回参院選で民主党大躍進、橋本内閣総辞職に追い込む善戦をした谷林さんらしく、民主党の良さをアピールしました。

 富山市選出の県議さんの話で初めて、赤い交通指示棒をもってクルマの整理にあたっていた人が高岡市選出の県議さんだったと知りました。公民館にはあらわれずに最後の一台までしっかりと安全を確認していました。自民党では考えられないことです。

 小沢さんは参院選マニフェスト「3つの約束」を順番通りに熱心に演説しました。小沢さんが一生懸命に説明する姿に、聴衆がひかれていく様がハッキリ分かりました。

 聴衆の中に、40歳代の女性、建設作業員の制服を着ていらして、あまり東京で見かけない姿なので印象に残ったのですが、どんどん前に前にと進んでいきました。

 最前列のシートに座ったおばあちゃんはヒトコトヒトコトうなずいていました。おそらくそういう風に話を聞く習慣がある方でしょうが、周りのお年寄りも徐々にうなずく回数が増えていきました。

 私はこの日、「演説を聞いてもらえる」政治家ではなく、「あなたの演説を聞きたい」と言われる政治家にならなければならないものだと確信したのでした。誰もいなくなった公民館の横を流れる川のせせらぎに耳を傾け、ゆっくり物思いに耽りました。ただ、傍目には川に飛び込もうとしている人にしか見えないと思われるので、国道に向かってやむを得ず、歩き出しました。

 3月3日の西松事件発生以来、私は「陸山会の政治資金収支報告書はインターネットで公開されているのだから、それを見てもらえばその透明性に驚くはずだ」と思っていました。小沢さんもそう思っていたようです。しかし、そうする人は極めて稀なようです。今回の件で、十数人もの記者と新しく面識を得ましたが、誰も収支報告省には目を通していません。毎年読み込んでいる私からすれば、知ったかぶりは一発で分かります。

 智に働けば角が立つし、意地を通せば窮屈です。世間とはそんなものですから、小沢さんは意地を捨てて、次のように国民に説明をして回ってほしいと思います。

 「細かいことをくどくど申し上げるつもりはございません。ただ、一つだけ自信をもって申し上げられることは、私は、天地神明に誓って、一点たりともやましいことはありません。どうかみなさまがた、私を信じてください。民主党の若い諸君を支えてください」。

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NHKニュース “小沢代表は国民に説明を”

 民主党の鳩山幹事長は石川県加賀市で講演し、西松建設の政治献金をめぐる事件について、「国民は十分な説明があったとは思っていない」と述べ、小沢代表は地方遊説を再開するなどして国民に直接説明すべきだという考えを示しました。

 この中で鳩山幹事長は、今回の事件について「国民の皆さんに心配や不安を与えたことをおわび申し上げる。民主党として、政治とカネの問題をクリーンにするために、企業・団体献金は一切禁止する方向に導きたい」と述べました。そのうえで鳩山氏は、小沢代表の対応について「国民は十分な説明があったとは思っていない。『代表を続けるのはいかがか』と迷っている。国民に安心を与えるためにも、小沢氏自身が国民から直接話を聞き、答えていく場が必要ではないか」と述べ、小沢氏は地方遊説を再開するなどして国民に直接説明すべきだという考えを示しました。また、鳩山氏は、政府・与党の新たな経済対策について「『政権を失わないために借金をして国民にばらまけばいい』という発想で、無責任だ。子育て支援策も1年かぎりの場当たり的な選挙対策であり、少子化に歯止めをかけるために続けて手当を支給する民主党の案とは、哲学がまったく違う」と批判しました。

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