衆院国土交通委員会の川内博史委員長(鹿児島1区)が21日、八ッ場ダム建設予定地を独自に視察しました。群馬県連には連絡がありましたが、国会議員の同行はなく、役人が説明し、地元2首長から話を聞きました。
この後の記者会見で、地元2首長と利水に関係する知事の合計8首長を、第173臨時会の国交委員会で参考人として招きたい意向を示しました。
このうち、石原都知事は、第170臨時国会で、参院財政金融委員会(峰崎直樹委員長=当時)から金融機能強化法改正案の審議に関連して「新銀行東京」問題で参考人招致を決定しましたが、応じなかったことがあります。
国交委員会には、閣法は提出されない見通しです。参考人質疑の開催には、野党・自民党の同意も必要だと思われます。委員長職権での委員会開催という権限はありますが、まずはそれを前提に交渉することになりそうです。
川内委員長は帰京後、22日朝から「国交委員会質問等研究会」を開き、民主党議員60人らに視察の報告をしたり、国交省からヒアリングを受けました。「質問等研究会」の主催者は各委員会の筆頭理事ということになっていますので、国交委筆頭理事の小泉俊明さん(茨城3区)が主催したことになります。「質問等研究会」に関しては、幹事長、国対委員長らも開催を認めていますが、今後新人議員らを中心に出欠に悩む議員も出てくるかも知れません。
とりあえず、第173臨時会での「新しい国会運営のルール」は後々まで残ると思います。政府参考人制度の廃止法案は臨時会に出るかどうか微妙ですが、委員長の差配で、政務三役だけに答弁させ、政府参考人には答弁させない委員会も続出すると思われます。
余談になりますが、自民党は衆議院国交委員会メンバーに、金子前国交相、古賀元運輸相らを内定したようです。この2人には、質問者というより、参考人として話を聞きたいと思うのは私だけではないと思います。
「新しい国会運営のルール」に関しては、衆院の財務金融委、国交委、厚労委、外務委の動きに注目したいところです。
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では、26日午前11時半からの民主党両院議員総会の時間が実質20分ほどしかないという日程を先読み。「小沢執行部が議員を“総会屋扱い”? 26日の両院議員総会はわずか20分間の見通し」というエントリーをアップしました。前文を大きく公開していますので、ぜひそれだけでもお読みください。
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神奈川、静岡補選は明日(24日)が選挙戦最終日です。
八ッ場ダム:地元町長ら招致要望 衆院国交委員長 - 毎日jp(毎日新聞)
衆院国土交通委員会の川内博史委員長(民主)は21日、鳩山内閣が建設中止を表明した八ッ場ダム(群馬県長野原町)の建設予定地を視察した。川内氏は地元の高山欣也・長野原町長、茂木伸一・東吾妻町長と個別に会談し「国会で意見をうかがいたい」などと要望。両町長と関係1都5県の知事を同委員会に参考人招致する考えを示した。
これに対し、高山町長は「中止を撤回しなければ話し合いに応じられない」。茂木町長は「中止の撤回を求めるため、呼ばれれば行く」と答えた。