【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

小沢グループに離党の動き 日本国民総出の火消しで、新進党を解党した小沢一郎さんの息の根を止めよう!

2011年12月18日 11時54分41秒 | 第46回衆院選(2012年12月)大惨敗

民主党:若手議員数人が年内離党の動き 消費増税に反発 - 毎日jp(毎日新聞)

 政府・民主党の消費税増税論議が週明けから本格化するのを前に、消費増税に反対する同党の若手衆院議員数人が年内にも離党する動きを見せている。野田佳彦首相は年内をめどに税と社会保障の一体改革の素案をまとめる方針だが、来年にも想定される衆院解散・総選挙へ向け、選挙基盤の弱い若手議員の間に不安が広がっており、党分裂を回避したい党執行部との駆け引きが激化しそうだ。
 
 離党も辞さない意向を示しているのは衆院当選1~3回の数人。東北地方選出の議員(当選1回)は「次期衆院選に民主党から出ることは絶対ない」と年内にも離党届を提出する構え。東京選出の議員(同)も「このまま民主党にいると消費増税の片棒を担いだことになる」と反発を強める。
 
 ただ、離党後の展望が開けているわけではなく、消費増税路線を批判する小沢一郎元代表も自身のグループの結束を重視して「早まらない方がいい」と若手を説得している。石原慎太郎東京都知事らの新党構想への合流を検討する議員がいる一方、別の議員は「自らの意思で党を飛び出したい」と語るなど「離党予備軍」も一枚岩ではない。【青木純】


 ◇

 新進党を解党した小沢一郎(氏)のグループに離党の動きです。

 このうち、東北地方選出の議員(当選1回)というのは、宮城2区(仙台市宮城野区・若林区・泉区)選出の斎藤恭紀さんのことだと推測されます。彼は地元テレビ局で「教えて斎藤さん」という冠番組を持つほどの人気気象予報士でした。宮城1~2区に関しては、民主党および連合が公職選挙法違反による議員の失職(失職前の辞任含む)があったり、社会党議員が民主党に移籍したりとゴタゴタが多く、1区、2区ともテレビ局で知名度がある人を立ています。申し添えると、1区選出の女性議員は素晴らしい方です。それに引き換え、2区の斎藤さんは小選挙区で自分を押し上げてくれたすべての有権者を今、裏切ろうとしています。しょせん学歴が低いのに、つけ上がったマスコミ人のなれの果て。それが斎藤氏です。対抗馬は自民党の秋葉賢也さん(比例復活、松下政経塾3期)ですから第46回衆院選での当選の確立は極めて低いでしょう。宮城2区は仙台市北部なので、多くの人が東日本大震災で亡くなったり、ローン付き分譲マンションが全壊したり、生命と財産が失われました。斎藤議員の行動はその人たちへの裏切りです。たぶん日本国憲法など読んだこともないのでしょう。

 記事では「東京選出」となっている議員は「東京ブロック選出」という意味でしょう。これは当選3回の中津川博郷さんだと思われます。彼は東京ブロック比例単独28位です。ちなみに27位は川島智太郎、29位は渡辺浩一郎という2011年の日本を潰しかけた「2・17ショック」の小沢別働隊に挟まれています。とはいえ、中津川さんは「2・17ショック」には参画しませんでした。彼は元江戸川区議会議員で、その地盤を息子の中津川まさあきさんに譲っています。彼は民主党会派ではなく、「志士の会」という一人会派をつくっています。

 中津川区議は次のようなことを書いています。

 [引用はじめ]

もっと拡げよう!減税の使命|江戸川区議会議員 中津川まさあきオフィシャルブログ

本日、「河村たかしと仲間たちの集い」に出席してきました。
たくさんの国会議員の先生や地方議員の方も出席されていました。
そして、河村たかし市長からも名古屋市政の改革について学んできました。
長く何も変わらぬどころか大増税の日本の政治。
どうにかしなければならない。
減税も議員本来の使命の一つであると強く信じております。
江戸川区議会議員
志士の会 幹事長
中津川まさあき

[引用おわり]

 このように、中津川衆院議員の息子の中津川区議は、元自由党衆院議員で名古屋市長の河村たかしさんと連携していることを明示しています。東京16区(江戸川区の大部分)は、民主党の1期生・初鹿明博さんがいて、国会では超過密勤務の衆院厚労委員として、地元でも東京選出の地の利で、平日も朝の駅頭活動をしていて、統一地方選の前には「お前、都知事選に出るのか?」「統一選の立候補者と間違われるからしばらく駅頭は控えろ」と支持者から言われるほどの働きぶり。対抗馬の自民党支部長は公募に30人以上が応募し、前職・島村宜伸さん(77)は応募していないと報じられました。ところが、自民党の河村建夫・選挙対策局長はいまだに自民党東京16区支部長を発表していません。これには2つの説があり、1つは東京なので、直前に発表して、サプライズ効果でオカネをかけずに一気に当選してしまおうという説。もう一つは、島村さんが引き続き無所属も含めて立候補の構えを崩しておらず党本部・都連幹部が説得に当たっている、ないしは島村支部長の可能性もあるという説。後者については、中山義活さんが当選した東京2区(上野浅草など台東区と文京区)でも深谷隆司さんが同様に支部長就任をめざしていて、島村・深谷の武闘派議員同士でタッグを組んでいるという噂もあります。

 中津川さんは、この間隙をぬって、減税日本公認で東京16区に出馬。仮にダメでも、次は息子に譲りたいという考えがある可能性があると斟酌されます。

 例えば、こういった人たちが離党することで、小沢一郎グループが党内外で分断されることを期待する人が民主党にも自民党にもいるかもしれません。しかし、それは間違いです。なぜなら、小沢一郎グループというのは、所属する議員各々の思惑は別々で、バラバラの組織だからです。例えば、党内外に分かれれば、党外は別働隊として動くこともできるでしょう。しかし、例えば、党外の松木謙公さんですが、実は除籍前の統一地方選で、東京・台東区長選で、元自民党参院議員と河村さんとの橋渡し役を務めましたが、惨敗しています。小沢グループは百害あって一利無し。小沢一郎の息の根を止めるためには、小沢一郎グループを根絶やしにすることが必要です。東日本大震災に見舞われた2011年。私たちは私たち自身を変えなければなりません。そのためには、小沢一郎(氏)を徹底的に干して干して干し上げる。小沢グループの配偶者は許しても、本人たちは許さない。汚いDNAを後世に残すな。日本国民総出の火の用心で、新進党を解党した小沢一郎(氏)を歴史法廷の断頭台に送りましょう。そのスタートが、2011年12月18日週ということになります。信なくば立たず。小沢一郎(氏)は民主党、公明党・創価学会、自民党共通の敵です。新進党解党から14年経った今、有権者の総力を結集して小沢一郎(氏)を倒さなければいけません。

 小沢一郎(氏)の息の根を止めましょう。

 小沢一郎グループを根絶やしにしましょう。

 とはいえ、小沢グループにも魅力的な議員も多いから、困っちゃうんですよね~~(^^;)

 小沢グループの皆さん、せいぜい頑張ってください(*^_^*)

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