民主党幹部は小泉進次郎復興政務官（３２）に匹敵する次代のエースは「２、３人走らす」と前置きした上で、玉木雄一郎さん（４４）がただ一人衆議院予算委員を続投することについて「そういうことだ」と述べ、候補の一人だとしました。馬淵澄夫さん（５３）については「もう歳だ」と語りました。東京都内での発言。
同委筆頭理事を長妻昭さんが続投する理由について「岡田克也さんに頼んだが断られ（てヒラ委員に内定し）た」とし、６人衆を取り込もうとしたものの岡田委員（内定者）１人、新・７奉行からも、長妻筆頭のほか、古川元久委員（内定者）だけになってしまったことをあかしました。
来週１６日（火）または１７日（水）の衆議院本会議の代表質問は「海江田万里代表に立っていただく」。来年の通常国会では補正予算と本予算と２回以上、衆本の代表質問があるため、海江田代表以外の登壇を検討していることを示唆しました。
自民党が求めている特別委員会の設置に配慮には難色を示しながらも、共産党の躍進で野党４党首が立つ党首討論の１時間への延長などの国会改革では自公と歩調をあわせたいとの認識を示しました。
[写真]国会裏門と議員会館の間の銀杏並木。第１８５臨時国会中に黄色付き、姿を変えていく。筆者撮影。
第２次安倍内閣の菅官房長官は７日（月）、衆・議院運営委員会理事会、続いて、参・議運委理事会に陪席し、「第１８５臨時国会を来週２０１３年（平成２５年）１０月１５日（火）に召集する」と伝達しました。当初の想定通り「１０・１５召集（じゅってんいちごしょうしゅう）」となりました。
これに先立ち、自民党の石破茂幹事長、鴨下一郎国会対策委員長らは、民主党の松原仁国対委員長らに対して、「
第１８５臨時国会の会期は、２０１３年(平成２５年）１０月１５日から１２月６日(金）までの５３日間にしたい
」と連絡しました。祝日（１１月４日月）が間に入るので、３８営業日という短い会期になります。
仮に会期が延長されると、あっという間に年末です。
補正予算案は提出されません。法案としては、継続審査の自衛隊法改正法案に加えて、ＮＳＣ設置法案および特定秘密保全法案（特定秘密保護法案）、国家戦略特区法案、成長戦略実行法案（国税改正法案を含む）、「婚外子差別をなくす」民法９００条改正法案が審議される予定です。
なお、新聞が「重要法案目白押し」と書いていますが、私はまったくそうは思いません。とはいえ「黄金の３年間」はとくに野党にとっては事実上この国会からがスタートであり、民主党にとって中長期的党勢立て直しのスタートになります。
さらに、衆院では自民党単独過半数、参院では自公で過半数のため、短い会期で強行採決があるかどうかも焦点。また、公明党が「特定秘密保全（保護）法案」の事前審査をていねいにやっているため、可否そのものよりも、法案提出、採決日程をめぐる混乱の可能性があります。与党内の事前審査制による国会空洞化にも注意が必要です。
なお、７日は参議院経済産業委員会で閉会中審査が行われ、この中で、第２３期参議院（７月２１日当選）の新人で初めての質問デビュー者が出ました。これは、元公明党・新進党衆議院議員の若松謙維・公明党福島県本部長で、茂木経産相が「若松委員とは（衆院当選）同期。苦労されて、１０年ぶりに国政復帰されて私もうれしい。誕生日も出身地も近いが、福島で大変な思いをされている」と持ち上げ、即戦力への期待を示しました。
個人的には、参議院本会議場の席次が谷合青年局長より下なので笑ってしまいましたが、新進党魂を見せていただきたいとひそかに期待しています。
[画像]第２３期参議院初当選者のなかで、最も早く「質問デビュー」した、若松謙維・参議院議員（公明党・全国比例）、２０１３年１０月７日（月）、参議院経済産業委員会第１８４回国会閉会中審査、参議院インターネット審議中継からキャプチャ。
この日の閉会中審査は、増子輝彦委員長の議事、直島正行さん、若松さんの質疑、茂木経産相、赤羽一嘉副大臣（現地本部長）の答弁とあたかも、新進党同窓会の風情となりました。やはり国難のときこそ、新進党勢が自然に集まるなという自信と使命感を大事に、進んでいこうと思っています。
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