【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

●岡田克也代表、新党名、新綱領、新政策での新党2016年3月結党を発表

2016年02月24日 23時59分52秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党代表を兼ねる、岡田克也さんは、平成28年2016年2月24日(水)、「民主党と維新の党が合流し3月に新党を結成すること」「新党協議会をつくり共通の政策、党の綱領、党名を検討すること」の2点で、党議決定をとりつけたことを、ブログで発表しました。

 岡田さんは「政権交代ある政治、それが私の変わらぬ主張で、もう一度、新党のもとでチャレンジしていきたい」としています。

 私もまったく同じ思いです。

[岡田かつやTALK-ABOUTから全文引用はじめ]

岡田かつや TALK-ABOUT
2016年2月24日 (水)

新党結成へ─政権交代ある政治の実現にもう一度チャレンジする
民主党と維新の党との合流について、松野代表と私との間で一定の合意に達しました。

第1に、3月中に新党を結成するというものです。

第2に、共通の政策、党の綱領、あるいは党名などを検討するために、代表・幹事長からなる新党協議会を設置し、そのもとにチームを作って検討を進めるというものです。

以上の方針について、党の常任幹事会にも諮り、承認されました。また、今後そういった方針のもとで、さらに議論を進めるということについて、私に一任するということも決定されました。

維新の党の党内意見集約を待って、両党間でしっかりと確認をし、相当たくさんやるべきことがありますが、しっかりと進めていきたいと思います。

安倍政権については、様々な疑問があるが、しかし、それに代わる受け皿が見えないというご意見を、多くの国民の皆さんがお持ちだと思います。

この民主党と維新の党が一緒になった新党のもとで、そういった自民党に代わり政権を担う存在として、国民のみなさんにご期待いただき、支持いただけるように、しっかりと努力していきたいと思います。

政権交代ある政治、それが私の変わらぬ主張で、もう一度、新党のもとでチャレンジしていきたいと思っています。

[全文引用おわり] 

(このエントリーの初投稿日時は2016年2月25日午前5次で、それから24日付にバックデートしたい予定)

このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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特例公債法案は早くも総理入り質疑 衆・委員会は店開き きょうの国会

2016年02月24日 17時06分12秒 | 第190回通常国会(2016年前半)

[画像]特例公債法案と税制改正法案の総理入り質疑にのぞむ安倍首相、2016年2月24日午前、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 衆予算委が中央公聴会のため、常任委員会で大臣の所信聴取がありました。それに並行してきのう岡田克也、松野頼久両代表がぶち上げた「民維新党構想」で、民主党は一任を常任幹事会で決定し、維新の党の地方議員向け説明会を経て、今週中に決定することになりました。

【平成28年2016年2月24日(水)衆議院予算委員会中央公聴会】

 午前の部と午後の部で、小幡績さんや、武田洋子さんら合計6名が陳述しました。

 きょうは異次元の金融緩和で、長期金利(10年物国債)がマイナス0・05%となる未知の領域となりました。小幡さんは、「明日あさって世界が崩壊するわけではなく、リーマンショックのようなインパクトのあることが起るわけではない。静かに、着実に弱い金融機関から追いつめられていく」と語りました。

 あすは分科会。来週月曜日に集中審議、火曜日採決へ。

●特例公債法案と税制改正法案は、早くも総理入り質疑

【同日 衆議院財務金融委員会】

 「平成28年度から32年度までの特例公債法案」(190閣法7号)「平成28年度税制改正法案」(190閣法16号)の質問3日目。重要広範議案なので、午前中に総理入り質疑がありましたが、金曜日以降も質疑は続きます。

 民主党の前原誠司ネクスト財務大臣は、安倍首相の「デフレは貨幣現象」答弁について、問いました。日銀総裁には「テーパリング(金融緩和の段階的縮小)に入れ」と迫りましたが、黒田総裁は「できない」と答弁。

 民主党の原口一博さんは日本銀行の当座預金の3層構造(1段目は付利0・1%、2段目がゼロ、3段目がマイナス0・1%)のパターンを使いながら、「ドル円と日経平均のグラフを見ても分かるように相関関係がある。民主党政権時がどうだったと比較するのはもう止めた方が良い」と指摘しました。

 午後の部は、総理が退出して、麻生財務相(兼)金融相が答弁。

 民主党の古川元久税調会長は、仕入れで消費税10%がかかる小規模な食品販売業者が軽減税率8%で販売しなければならない事例での問題について質疑。制度設計に粗雑な点があると指摘しました。

【同日 衆議院総務委員会】

 「平成28年度地方税法改正法案」(190閣法21号)「地方交付税法改正案」(190閣法22号)の質疑1日目。

 民主党の武正公一さんが異次元の金融緩和で、地方債が国債に対するスプレッド(上乗せ金利)が広まっていると指摘。維新の党の高井崇志さんは、マイナンバーをめぐって、大手5社のコンソーシアムが談合ではないかと、公正取引委員会から呼んだ政府参考人に質問しました。

【同日 参議院本会議】

 「自殺対策基本法改正案」(190参法1号)が投票総数228、賛成228、反対0の全会一致で可決し、衆院に送られました。山本孝史さんが発議者の議員立法から10年経って、自治体の義務などを盛り込んだ初めての改正です。

 「戦没者遺骨収集促進法案」(189衆法40号)が、施行日を修正して、投票総数228、賛成228、反対0の全会一致で可決し、衆院に送られました。前会では衆で可決しており、衆でも年度内に採決し、可決・成立し、4月1日に施行する見通し。

【同日 衆議院外務委員会】

 集団的自衛権行使の2015年ガイドラインを実施する安保法成立を、総理の名代としてアメリカに報告した岸信夫さんが外務副大臣から外務委員長に。委員会では「サミット議長国と安保理非常任理事国をつとめる今年は日本の存在感を高める大事な壱年です」とあいさつしました。

 この後、岸田外相から外交情勢の報告があり、副大臣が予算の説明をしました。

【同日 衆議院厚生労働委員会】

 前回、国政調査要求と理事選任の会議をしていますし、渡辺博道委員長が続投したので、きょうは塩崎厚労相の所信がありました。長時間労働の是正について力を込めました。公明党の竹内副大臣の予算説明があり、政務三役があいさつし、きょうは散会しました。

【同日 衆議院農林水産委員会】

 小里委員長が就任あいさつ。森山農相が所信、伊東副大臣が予算説明をしました。

【同日 衆議院経済産業委員会】

 公明党の高木美智代委員長が就任。「我が国の経済は資源安にともなう年初来の円高株安で厳しい状況にあり、力強い経済成長で、少子化、震災復興を克服する必要がある。本委員会に課せられた使命は非常に大きい」とあいさつしました。

 この後、林経産相が「復興はこれからが正念場だ」とし、「COP21パリ協定」にも言及する所信表明。

 公取は、内閣委でなく経産委の所管ですので、河野太郎国務大臣が「公正取引委員会を担当する大臣として所信」を述べました。この後、政府特別補佐人の杉本公正取引委員会委員長が平成27年度の活動報告、富越公害等調整委員会委員長が報告しました。この委員会は副大臣が予算説明はしないのですね。この辺も毎年見ていると、「店開き」も委員会ごとに、基本的には前例踏襲のところがあることが見えてきます。

【同日 衆議院国土交通委員会】

 谷公一委員長があいさつ。「民主・維新・無所属クラブ」の理事に、泉健太さん野間健さんの2人が専任されました。

 この後、公明党の石井国交相が所信。「軽井沢スキーバス事故では多くの未来ある若者が犠牲になりました。2度とこのようなことがないよう対策委員会で万全の措置を講じる」と話し始めて、「3月に住生活基本計画をとりまとめる」とし、「6法案を提出するのでご審議いただきたい」としました。

 昨年の通常国会で、参議院自民党の改選期議員で唯一、安保特別委員として、安保法審議をリードした、山本順三さんが国土交通副大臣として、予算説明しました。こういう論功行賞だったんですね。

【同日 参議院国の統治機構に関する調査会】

 両院制について。

 大山礼子駒大教授は「日本の議会改革では内閣提出法案の審議の仕方が議論されることが無い」と指摘。竹中治堅・政策研究大学院大学教授は「イギリス議会では、政府がプログラム動議を提出して、審議時間を決めるので、野党は限られた時間の中でいかに国民に向けて審議していくかを考えるようになる」と語りました。

【同日 参議院国際経済・外交に関する調査会】

 年末にCOP21パリ協定条約の締結がありましたが、きょうは気候変動枠組条約での日本の役割について、専門家から話を聞き、議員と意見交換しました。

このエントリー記事の本文は以上です。
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