(暫定版)
「インド太平洋」という呼び方を米軍や安倍晋三首相はするようですが、インド洋は知りませんが、太平洋は波が高いながら、また日が昇りました。
「TPP11(CPTPP)」が国会で承認されました。近く批准、発効へ。非白人・有色人種の自由貿易協定としては、中台EPAよりは圏域人口は少ないかもしれませんが、日本、チリ、メキシコ(歴代大統領は白人)、シンガポール、ベトナム、ペルーなどが主導。カナダは最終局面で離脱を示唆しながら残りました。今は入っていないインドネシアが参加を希望し、マレーシアのマハティール新首相は再交渉に含みを持たせていることから「ルック・ウエスト」が必要ですが、年内の発効は確実となりました。
2022年4月から「18歳を成人年齢」とする改正民法や、ごく一部の自治体が窮地にたっている水道事業の国から借金の繰り上げ償還時の利息免除などを盛り込んだ、改正PFI法も成立しました。
【参議院本会議 平成30年2018年6月13日(水)】
太平洋連携パートナーシップ自由貿易協定の包括的で先進的な国際約束「TPP11の承認」(196条約11号)が両院承認されました。押しボタンで、投票総数237、賛成168、反対69の賛成多数で両院承認されました。
平成28年度予備費のうち、
「一般会計予備費」は投票総数236、賛成222、反対14で両院で承諾、
同年度第1次補正予算で設けられた、
「一般会計熊本地震復旧復興予備費」236、236、0
「特別会計経費増額総調書」236、0、0
で両院承諾されました。
「船舶再資源化シップリサイクル香港条約国内実施法」(196閣法53号)は、237、237、0の全会一致で可決し成立しました。
「2022年4月1日から、18歳を成人年齢とする、改正民法」(196閣法55号)は、238、169、69で可決し成立しました。
「スポーツにおけるドーピング防止推進法」(196衆法26号)
「2020年東京オリンピックパラリンピック特別措置法及び2019年ラグビーワールドカップ特措法を改正する法律」(196衆法27号)
は、237、222、15で、
「改正スポーツ基本法」(196衆法28号)
「改正祝日法」(196衆法29号)
は、236、235、1の賛成多数で可決し成立しました。
一連の改正法律で、体育の日がスポーツの日、日本体育協会が日本スポーツ協会になるなど、文部科学省スポーツ庁のように「スポーツ利権」が強化されそうです。反対1は誰でしょう。
「改正PFI法」(196閣法18号)は、投票総数238、168、70の全会一致で可決し成立しました。散会。
【衆議院内閣委員会 同日】
前日、委員長がいわゆる職権立てで、設定しましたが、その後に、内閣委員長解任決議案が本会議に提出されました。そのため、あす(以降)の本会議で否決され、あさって(以降)に委員会が開かれることになります。きょうは流れました。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
「健康増進法改正案」(196閣法47号)の審議。午後5時過ぎの委員会で、「健康増進法改正案の野党対案」(196衆法36号)が筆頭発議者の岡本充功さんが趣旨説明され、同時に議題となりました。
【衆議院法務委員会 同日】
「民法総続編改正案」(196閣法58号)と「法務局遺言書保管法案」(196閣法59号)。
【参議院政治倫理の確立及び選挙制度改革に関する特別委員会 同日】
「参議院選挙区選挙の政見放送で政党候補にはビデオ持ち込み、無所属にはスタジオ録画方式を続ける、公職選挙法改正案」(196参法16号参先議)が議題となり、足立信也さんが趣旨説明しました。質疑では、自民党などが「不適切な内容のビデオの持ち込み」について懸念を示し、共産党、自由党、沖縄の風が無所属候補への拡大を求めました。質疑終局後は、自由党の青木愛さんが修正案を提出。採決の結果、青木修正は、共産党、自由党、沖縄の風だけで賛成少数で否決。足立さんらが提出した法案は、共由沖反対、自公立国などの賛成多数で可決すべきだ、と決まりました。本会議に上程し、可決後、衆議院に送られることになります。
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Miyazaki Nobuyuki