【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

宮崎信行が各種ニュースサイトに続々登場 2019年1月10日

2019年01月10日 20時56分07秒 | その他


[写真]宮崎信行、今月、六本木ヒルズ屋上で。

 きょうだけで、「宮崎信行」がコメントしたり、インタビューしていただいた記事が各種媒体に登場。

Yahoo!ニュース

国会議員 早大卒が減り慶大卒増えた理由

             

菅義偉氏 「官房長官兼幹事長」就任なら次期総理の座は盤石     

@niftyニュース

菅義偉氏 「官房長官兼幹事長」就任なら次期総理の座は盤石        


国会議員 早大卒が減り慶大卒増えた理由    


NEWS ポストセブン

菅義偉氏 「官房長官兼幹事長」就任なら次期総理の座は盤石 


プレジデントオンライン

国会議員 早大卒が減り慶大卒増えた理由 


 まだまだ喪中の身ですが、2019年は、ニュースサイト、テレビ、雑誌などどんどん出ていきますよ!


「平成31年度当初予算案」の「修正」を検討、「毎勤(毎月勤労統計)」で予算審議の混乱が必至な情勢に、政府が14年前から意図的・組織的に低く計算、既に厚労大臣が問題を認め、省内調査を指示

2019年01月10日 09時05分34秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

[写真]けさのNHKニュース「おはよう日本」、テレビ画面から撮影。

 NHKは、平成31年度当初予算案(閣議決定済みで、国会には未提出)を、「修正」するかどうか、政府や財務省などが検討している、と報じました。

 これは昨年末の報道で、毎月勤労統計、いわゆる「毎勤」について不適切な集計があったとされる問題。

 おととい、初めての定例閣議が終わった後の記者会見で、首相の信頼が篤い根本匠・厚生労働大臣が冒頭みずから「年末の報道」を認め、省内に調査を指示し、今後調査結果を報告することを確約しました。これを受けて、ここ3日間で、様々な報道が相次いでいます。「年末の報道」とは、28日夕方に配信された日経新聞記事のことのようです。

 現在分かっている状況だと、「毎勤」で、東京労働局管内にある「500人以上の事業所」が実際には1500社にあるにもかかわらず、省令に違反し、500社しか調べていなかった問題です。この集計では「決まって支払われた金額」は実際より低く出るのは確実。2004年から組織的に行われ、この間の、雇用保険と労働災害保険の給付額が、少なくとも数億円以上過少だったとされています。また、このためのアプリケーションがあったとの報道もあります。

 なぜ、2004年からの行いが、14年後に発覚したのかは、不明。

 今後厚生労働省が調査を進めますが、きょねんの12月21日(金)に閣議決定した「平成31年度当初予算案」を修正するのではないか、とNHKが報じました。

 修正のやり方は、(1)提出したうえで衆議院予算委員会で与党発議で修正(2)「第一次補正予算案の編成」を答弁(3)予備費から支出ーーなどさまざまな方法が考えられますが、混乱はひっし。そもそも厚労省の調査にも時間がかかると思われます。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は、筆者(宮崎信行)も参加したきのうの定例記者会見で、冒頭発言と記者との問答で「2004年からこういう状況だった。きわめてずさんで、大問題だ。ありとあらゆる分野に影響を与える統計で、GDP,月例経済報告、雇用保険などにも使われている」とし、統計に関する今回の問題を3週間後に召集される第198回通常国会で追及することを明言しました。

 仕事始めの週から、「毎金問題」が政局の風を吹かし、野党が猪突猛進する2019年になりそうです。

 おとといの根本匠・大臣の、冒頭発言と関連したやりとりの部分を抜粋引用して、この記事は終わります。

厚生労働省ホームページから抜粋引用はじめ]

根本大臣会見概要

(H31.1.8(火)11:00 ~ 11:18 省内会見室)

【広報室】

会見の詳細
閣議等について
大臣:
おはようございます。新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。まず、私の方から一点申し上げたいと思います。毎月勤労統計の500人以上規模の事業所で抽出調査となっていたことについてであります。年末の報道にもありましたが、毎月勤労統計について東京都の500人以上規模の事業所で全数調査と公表していたものについて抽出調査を行っていたと事務方から報告を受けており、その事実関係を徹底的に調査するよう指示しました。今後調査結果を報告させていただきます。私の方からは、以上です。




(中略)


記者:
毎勤統計について2つ伺わせてください。まず、今回の問題が発覚した時期、具体的な日にちと、どういうきっかけ経緯でわかったのか、その発覚の経緯についてが一つ目と、あと2つ目は、先ほど今後調査結果を報告するとおっしゃいましたが、いつ頃を目途に、あるいはいつ頃までに公表するというお考えでしょうか。
大臣:
今、問題が発覚した時期と経緯についてのご質問がありましたが、現在、それを含めて調査をしております。そして、二点目の件については、まずはしっかり調査したいと思います。
記者:
すみません、その発覚した日というのはすでにわかっていることなので、これから調査する必要も無いと思うので、そこはおっしゃってもらいたいのですが。
大臣:
今、いずれにしてもしっかり調査をしてその上でお話をしたいと思います。
記者:
原因とかいつからそういうことがあったかということは調査してから公表したいということはわかるのですが、そもそも誰かが気づいて発覚したから報道にも出ていて、このように冒頭でも発言されているわけですから、いつ発覚したということはもうすでにわかっていることなので、そこはおっしゃっていただけますか。
大臣:
日時については今、調査をしていますから、全体の調査の中で日時についてもきちんと調査をして明らかにしていきたいと思います。
記者:
例えば、具体的な日時でなくても上旬とかそういうざっくりした感じでも結構なのですが、その辺も教えてもらうことはできないですか。
大臣:
私が報告を受けたのは、12月20日です。徹底的に調査するよう指示を出しました。いつ発覚したかとかそういうことも含めてきちんと調査をして全容を明らかにした上で、私は調査結果を公表すべきであると考えています。
記者:
12月20日に報告を受けられて、先ほど冒頭におっしゃった指示をされたと。そうすると、毎勤統計の10月分の確報は12月21日に公表されていたと承知しているのですが、その前日に報告を受けていたことになると思うんですね。特段、 21日の確報を見ても、今回のような問題の注釈等無かったのですが、それは要するにそういう事態を把握しておきながら、そういう事態がありながら、確報を誤った手法の状態で何も注釈を付けずに発表していたということなのですか。
大臣:
これは、やはりどういう原因で起こったのか、あるいはそれが色々な統計にどう影響するのか、やはり確報の影響等も含めて調査をしないと、これはきちんとした対応になりませんから、今の日時の事実関係はそうですが、しかし、やはりこういう事案が発生した以上、しっかりとした調査をした上で明らかにするということが私は大事だと思います。
記者:
私の問題意識は、大臣に報告があったのは12月20日ということは、当然、担当の方はそれよりも前に把握しているはずであって、でも、確報の公表は12月21日なんですよ。要するにその問題があるということを把握しておきながら確報ではそれに全く触れずに公表したのが問題ではないかというのが私の問題意識なのですが。
大臣:
それはよくわかりますけれども、その問題意識は。ただ、あの時点で原因や実態、それを徹底的に調査をしろと言った時点ですので、そこは確報の時点で何らか対応するのは、私は、やはりきちんと調査した上で作業するというのが適切であろうと思います。
記者:
今のところの関係でお伺いしたいのが2点ありまして、12月20日の大臣がお伺いしたということでそれで発表が今日になった理由というのがなぜですかということを教えていただきたいのが一点。今週ですね、1月9日に毎勤統計発表ということになっておりますが、この統計はどういった形で出されることになるのかこれを教えてください。
大臣:
要はこういう本来全数調査を行うべきであったのが抽出調査ということであったと、そういう事案がわかった。やはりそこはまず徹底的に調査をするというのが私は大事だと思います。ですので、ずっと徹底的な調査を今させている。今そういう状況にあるということであります。明日予定されている速報の公表については行う予定であります。統計についての事務的な取扱いについては事務方に確認してください。
記者:
前半の方ですね。この調査というのが大事だというのはもう繰り返しおっしゃっていただいているのですが、その調査がまだ終わっていないわけですけれども、12月20日以降何回か閣議後会見がある中で、そこでは言わずになぜ今日こういう形でそれを明らかにしたのでしょうか。
大臣:
こういう事案についてはしっかりと調査した上で話をするのが私は大事だと思います。ですから、実際調査をさせているわけですので、調査結果がまとまり次第きちんとお話をするとこれが大事だと思います。
記者:
なぜ今日大臣から発表になったのですか。
大臣:
これは年末年始を挟んで今日初閣議で閣議後の記者会見という場がありますからこの時点で今日お話をしてるというこういうことです。
記者:
その中で500以上の事業所で抽出調査を行っていたということで今わかっている事実として大臣が我々に伝えていただいているわけですから、今わかっている事実関係だから端緒というのはここはこれからいかなる調査しようと揺るがないものなので、それは同じように、だから今後わからないことはいいのですけれども、今わかっていることはそれならば説明していただきたいということです。
大臣:
それも含めてきちんと全体像を把握してから私はお話をした方がいいと思います。それが一番いいと思うんですよ。個別の一つひとつの話ではなく、そこはどうしてこういうことが起こったのか、実態はどうなのか、やはり全体像を把握した上でお話をするというのが私は大事だと思っております。それから要はやっぱり問題の所在の全体を把握するということについては、一定の時間を要しますからそこはやはりきちんと全体像を把握した上で対応するというのが私は基本だと思います。

(中略)



記者:
毎勤統計の関係で3点伺いたいのですけれども、まず一点目が先ほど全数調査のところを抽出調査を行っていたということですが、その規模というのは何事業所行わなければいけないところを、何事業所行っていたのかというのが一点。それから今回の全数行わなければいけなかったところを抽出で行っていたことによる影響ですね、毎勤統計は今のところ色々な経済指標にも使われているということですが、どのようなところに影響が出るということなのかというのが二点目。あともう一つ三点目で現在申し上げたとおり色々な指標にも使われているような調査で実際行わなければいけない手順を踏んでいなかったことに対する大臣の認識と受け止めをお願いします。
大臣:
一点目と二点目については事務方に確認してください。それと三点目についてはいずれにしても調査中ですから、しっかりと調査をして対応したいと思います。


(了)

[厚生労働省ホームページから抜粋引用おわり]


このエントリーの本文記事は以上です。

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