【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

2020年にも提出の「年金改正関連法案」に、「75歳繰り下げ支給の選択肢」も追加の方向性、日経報道

2019年01月26日 14時35分05秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」

 霞が関経済官庁課長補佐の広告塔ともやゆされる、日経新聞は、来年2020年(新元号)中に提出される見通しの、

 「2020年年金改正法案」について、「75歳まで繰り下げての支給の選択制」を盛り込む方針だとけさの1面トップで、報じました。

 「通常国会の召集の前の週」の観測気球ですが、1年前の「通常国会の召集の前の週」には、「70歳選択制」を打ち上げていました。いずれにせよ、2020年に提出される年金改正法案で同じ法案ですが、1年前の「70歳選択制」について、さほど世論が反発しなかったから「75歳選択制」も追加したということだと考えます。

 これが、きょねん2018年1月17日付の日経新聞1面トップ。

 

 で、上から1年経った、きょう2019年1月26日付の日経新聞1面トップ。





 いずれせよ、60歳に繰り上げる選択をする人はたくさんいても、75歳まで繰り下げる選択をする人は希少であることは間違いありません。また、減額、増額の計算は、平均余命を考えて私が1年前の計算したところ、厚労省の計算式は、きわめて妥当なものです。

 「2020年にも提出」という日程間は、民間企業の定年を65歳に引き上げる法案の方を先に出すプログラム(手順)を検討しているからと思われます。

 当ブログのほぼ1年前の記事は、こちらです。

 まあ、1年前の日経記事を基にした、当ブログ記事はアクセス数が多いのですが、厚労省に電話して抗議した人はほとんどいなかった、ということでしょう。

このエントリーの本文記事は以上です。

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審議会漂流続く、著作権法改正案で反対意見相次ぎ議論打ち切り、法案提出に暗雲 朝日など報道

2019年01月26日 14時15分26秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

 政府は、今週、衆参両院の議院運営委員会理事会に「著作権法改正案を2月下旬に提出します」と伝えましたが、原案のとりまとめをしていた、昨日の審議会が紛糾し、最終とりまとめができなかったことが、朝日新聞などの報道で分かりました。文化庁は、審議を打ち切り、個別に委員会から聞き取りをしてとりまとめたい意向ですが、法案提出そのものが見送られる可能性も無きにしも非ず。審議会をめぐっては、ニコニコ動画の川上会長らが委員をつとめた「ブロッキング」をめぐる審議会が大混乱で打ち切られたことがおそらく影響して、文化庁の審議会委員にも、役所の言いなりにならなくてもいいんだという機運が生まれたのかもしれません。また、文化庁が東京から転出することを決めたことで、審議会の根回しが希薄になったのではないか、との議論が浮上するかもしれません。

 海賊版の静止画(マンガなど)ダウンロードに刑事罰を課す、著作権法改正案をめぐる、文化審議会著作権分科会の小委員会について、きのう平成31年2019年1月25日(金)に、一部新聞は「まとまった」と報じましたが、朝日新聞は「予定していた意見のとりまとめができなかった」「反対意見が続出した」「日程に余裕がないとして議論は打ち切り」と報じました。審議会委員は、原案について、「刑事罰の範囲が広すぎる」と反対。前田健・神戸大学大学院准教授ら5名が連名で反対意見文書を出したそうです。文化庁は、法案の提出をめざしますが、委員5名が反対となると、かなり難しい判断を迫られることになりそうです。

 私・宮崎信行としては、24時間前に「

最終決着(1)リーチサイト規制は「著作権法改正案」として文化庁が提出(2)ブロッキングは国会提出断念も大臣は「今後必要だ」

」という記事を書きましたが、けっこう、紛糾はおもしろいので、上のエントリーはそのままに、この記事を公開してみました。

 審議会の結論が初めから決まっているのはおかしい。まあ、各府省庁の官僚は、みんなそう思っていて、面従腹背で仕事しているわけですが(笑)

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[訃報]月原茂皓さん、83歳、元職の立場で新生党結党に参画

2019年01月26日 13時59分45秒 | 素晴らしき新生党保存会

 報道によると、元衆議院議員、元参議院議員の、月原茂皓(つきはら・しげあき)さんが、先週、平成31年2019年1月19日、肺炎のため亡くなりました。享年83歳。

 新生党結党に、前衆議院議員、正確には解散後でしたから、元衆議院議員の立場で参画しました。現在にいたるまで非常に珍しい、防衛庁(防衛省)の内局、背広組官僚の出身。安全保障に強い新生党で、中選挙区旧香川2区で当選。その後、自民党で国土交通副大臣を経験しました。

 哀悼の意を表します。

 この記事の本文は以上です。