（初投稿は2019-02-07 14:13:03でタイトルなど変更）
［写真］野党第一会派「立憲民主党・民友会・希望の会」の福島みずほさん、参議院予算委員会、きょうの参議院インターネット中継から宮崎信行がスクショ。
「平成３０年度第２次補正予算案」が参議院本会議で成立しました。
参議院は３週間ほど、冬眠に入ります。
【参議院本会議 平成３１年２０１９年２月７日（木）】
本会議での登壇順や、立憲、国民の順になるようです。
「平成３０年度第２次補正予算」は全閣僚がひな壇に勢ぞろいする中、押しボタン方式で、採決され、投票総数２３２、賛成１６２、反対７０の賛成多数で可決し、成立しました。
「補正関連の、地方交付税総額特例法」（１９８閣法１号）は投票総数２３６、賛成２２３、反対１３で可決し、成立しました。今国会の制定法律第１号となりました。
【参議院予算委員会 同日】
「平成３０年度第２次補正予算案」が採決され、立憲・国民・共産の反対、自民・公明・維新の賛成多数で可決しました。立憲＝立憲民主党と社民党、国民＝国民民主党と自由党、維新＝維新と希望の党の統一会派となります。選挙イヤーは２人会派が乱立して毎回１０分間だけテレビ入りして質問して顔を売ったのに、参院選では負けて引退していくことが多かったです。しかし、今回は、９党が６会派に集約。現職は負けるわけにはいかない、ということなのかもしれません。
基本的質疑２日目。前日に続き、不正統計・消えた給付金・アベノミクスが一番多い話題なのは変わりませんが、他の話題もありました。共産の倉林明子さんは「国民健康保険料は、協会けんぽの保険料より高い」「０歳児も含めて頭割りで、昔の人頭税のようだ」と指摘しました。共産の井上哲士さんは「安保法制定時に中谷大臣は防衛大綱を早期に改定して防衛費を増やすことは無い、と答弁していたが、大綱を改定した」と指摘しました。そして、防衛装備品の調達で、きょねん２０１８年のトップがアメリカだったことが分かりました。防衛装備庁によると、２０１８年は、（１）アメリカ（２）三菱重工業（３）川崎重工業（４）日本電気（ＮＥＣ）（５）三菱電機ーーとなりました。井上さんは、アメリカからの調達額は三菱重工の１・５倍だとして、ＦＭＳ調達の増加でアメリカからの直輸入が増えていると指摘。言い値で買わされている兆しもあります。
岩屋毅・防衛大臣は、何度「さら問い」されても「非常に厳しさを増す安全保障環境」とおうむのように繰り返すばかり。法案そのものは少ない防衛省ですが、岩屋大臣は「地雷」のような気もします。
しめくくり質疑。大野元裕さんの問いに対して、茂木敏充・ＴＰＰ相は「ＴＡＧ（物品のみの貿易協定）という言葉については、日本国内で使うことを、ライトハイザー通商代表に初めから話してあった」と悪びれずに答弁。この話はこれで打ち止めかも。立憲民主党・民友会・希望の会の福島みずほさんは、恥ずかしそうに名乗りました。やはり福島さんとしては、２０１０年に普天間問題を言いがかりにして大臣辞任・政権離脱をしたことへの心残りがあるのでしょう。
【参議院総務委員会 同日】
「補正予算関連の、平成３０年度地方交付税法総額特例法案」（１９８閣法１号）。大臣の提案理由説明、質疑。午後６時４０分頃採決され、共産反対、自民、公明、立憲、国民、維新の賛成多数で可決すべしとなりました。本会議に緊急上程。
【参議院文教科学委員会 同日】
２月の衆議院での予算審査中暇なので、予算関連と「学校教育法を改正してアンブレラ法人を可能とする法案」（未提出）の審議のために、委員視察をすることが決まりました。上野通子委員長の地元である、栃木県などに行くことになりました。
【参議院環境委員会 同日】
「フロン使用合理化法改正案」（未提出）の審議の参考にするため、大阪・滋賀・岡山に国政調査に行くことを決めました。
【参議院内閣委員会 同日】
【参議院法務委員会 同日】
【参議院外交防衛委員会 同日】
各々、日程・場所は未定ですが、委員を派遣した国政調査権の発動を、議長に求めることを、全会一致で議決しました。
【参議院国際経済・外交に関する調査会 同日】
ＳＤＧｓの視察のため、大阪府、京都府に行くことを決めました。
【議案】
今週火曜日の閣議で決定した、「平成３１年度税制改正のための所得税法など一括改正法案」（１９８閣法３号）が衆議院に提出されました。
このエントリーの本文記事は以上です。
［お知らせはじめ］
宮崎信行の今後の政治日程（有料版）を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。
このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー（記事）を作成しています。
衆議院インターネット審議中継（衆議院ＴＶ） 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム（国立国会図書館） 衆議院議案（衆議院事務局） 今国会情報（参議院事務局） 各省庁の国会提出法案（閣法、各府省庁リンク） 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」（国立国会図書館） 予算書・決算書データベース（財務省ウェブサイト） インターネット版官報
［お知らせおわり］
tags
（Ｃ）２０１９年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019
アクセス
トータル
ランキング
