[写真]自民党本部の隣のコンビニ、3年前の2016年5月、宮崎信行撮影、写真と本文はほとんど関係ありません。
衆議院では来週予算採決の見通しで、前半国会の衆での大詰めが近づきつつあります。税制改正法案の国の分は一度も審議しないまま、採決週に持ち越しました。
【衆議院財務金融委員会 平成31年2019年2月22日(金)】
理事懇談会が開かれました。国の税制改正法案の実質審議は来週に。2年前は、2月15日の一般質疑で共産党の宮本岳志さんの質疑で初めて「森友学園」の名が国会で出ましたが、その年でも21日に法案審査の委員会が開かれていました。但し、ことしの税制改正は小ぶり。7年前までのような特例公債法(案)は毎年必要でなくなりましたので、原案通りに来週採決されるでしょう。
【衆議院予算委員会 平成31年2019年2月22日(金)】
「平成31年度予算案」。11日目となりました。そのうち一般質疑は4日目。
「不正統計」国会を、野党はここまでひっぱれました。「消えた給付金」はまったく盛り上がりませんでしたが、「不正統計」は確実だし、「アベノミクス偽装」についても疑問点を有権者に伝えただけでも成功ではないでしょうか。
姉崎・元厚労省統計情報部長と、中江・元首相秘書官が参考人として出席。姉崎さんは「私は経済企画庁にいたこともあり、そのときから、毎月勤労統計に改善点を感じていた。統計の専門家でないのに、初めて統計情報部に部長として就任した。発表について、エコノミストの人からも疑問点が出たので」改革しようと考えた、としました。中江さんは「私は金融庁にいたこともあり、マクロ経済数字は、秘書官の中でも私の担当という意識があり、前から統計に興味があった」としました。また、中江参考人が持っている答弁要領については、「若い人なので名前を出したくない」としましたが、「首相秘書官の秘書」であり、20代後半の首相秘書官付が、中江さんが関税局長に転じた現在も、当時の資料を集めたりしているようでした。小川淳也さんや、逢坂誠二さんらの質問に答えました。
暫定税率、幼児教育無償化など、さまざまな課題が取り上げられました。
比例東海の田畑毅・衆議院議員が交際していた女性に対する性暴力に関して自ら責任を感じて離党届を提出した事案も取り上げられました。
初当選時は無所属で、その後、二階派に加わったようです。団塊ジュニア・早稲田大学卒の田畑さんで、私も同じ属性で、「クリスマスイブは恋人と過ごす日だ」という電通恋愛資本主義教に、23歳ごろまで毒されていましたが、そもそも政府予算案の決定が平日の12月24日が多くて予定があわないこと、60歳でクモ膜下出血になった父がその後24年半体も法人経営も生きながらえた経験から200年来の仏教真言宗への帰依が強くなったことから、クリスマスイブは電通に金を巻き上げられる日という意識が高まりました。田畑さんが今度どうするのか知りません。ちなみに、私は「バースデーは外でディナー」というのは、バースデーは365日均等なので、クリスマスに集中することを避けた新商法だと考えていますが、年一回お誕生日が来ることだけは、平等ですから、まあ、あれこれ言うことでもないです。余談でした。
分科会設置を決めて散会。来週、波静かな採決の公算。
【衆議院内閣委員会 同日】
9大臣の所信に対する一般質疑がありました。
ちなみに9大臣のうち、そういう仕分けだったのかもしれませんが、きょう呼ばれなかったのは、平井卓也IT相、山本順三・防災相(兼)国家公安委員長、石田総務相(マイナンバー担当相)、石井国交相(IRカジノ実施担当)の4名でした。
【参議院本会議 同日】
国会同意人事の承認案のみ。事前の会派の調整で3本に分けて採決。一つ目は、投票総数229、賛成213、反対16で同意。預金保険機構の理事の1人は、投票総数227、賛成183、反対44の賛成多数で同意。預保機構の他の理事を含んだそれ以外の同意案は、投票総数227、賛成227、反対0の全会一致で同意。これで、運輸安全委員長、中労委公益委員らが、政府の提案通りに、衆参で両院同意されたようです。散会。
【参議院議院運営委員会 同日】
インターネット中継はありませんが、議員会館で働く秘書の人が、その時間帯に、議長応接室の廊下に行けば、全部見られます。
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