渡辺恒雄の後継者、宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

宮崎信行が小沢一郎代表に記者会見で質問して恩讐を乗り越える、アントニオ猪木議員の自由党公認を希望、本人は態度保留

2019年02月21日 20時07分17秒 | 小沢一郎氏による解党ビジネス

[写真]小沢一郎さん、きょう2019年2月21日、東京都港区、宮崎信行撮影。

 小沢一郎さんに質問してみました。

 きょう(平成31年2019年2月21日木曜日)、午後2時から、東京都港区紀尾井町の「ホテルニューオータニ」で、玉木雄一郎・国民民主党代表、小沢一郎・自由党共同代表、アントニオ猪木参議院議員が記者会見をしました。

 猪木さんは「国民民主党・新緑風会」に入会することを発表しました。

 猪木さんは6年前の選挙で、「維新」で当選し、国政復帰。個人名での得票は35万6605票で、全体で8位。「維新」では断然トップでの当選となりました。小沢一郎さんが党首をつとめていた「生活の党」は、山岡賢次さん、三宅雪子さんらを擁立しましたが、議席はとれず。比例代表の青木愛さんは非改選ですので、7月の選挙では比例の現職はいないことになります。

 そこで、小沢さんは抜群の知名度の猪木さんに、自由党公認での出馬を呼びかけましたが、猪木さんは「一寸先はハプニング」とけむに巻き、態度表明を保留すると、明示しました。

 とはいえ、小沢自由党は、玉木さんの国民民主党との合流を視野に入れています。この場合、国民民主党の労働組合出身の現職よりも、猪木さんの前回35万票は最上位に来ますので、合併の場合の公認は総務会で異論が出るかも。猪木さんの態度はこの辺の計算だと考えられます。猪木さんは、訪朝での小沢さんの同行を求めました。玉木代表はきょうの記者会見では、訪朝については、態度を示しませんでした。


[映像]宮崎信行の質問にこたえる、小沢一郎さん、2019年2月21日、宮崎信行撮影。

 1993年の新生党学生塾(部)結成よりちょっと前(改革フォーラム21)からの元祖小沢チルドレンの宮崎信行。このブログを始めた2007年7月から2009年5月までは政権交代ある二大政党政治で、安倍・福田・麻生自民党内閣から、小沢一郎・民主党内閣で政治を国民の手に取り戻す」と訴えてきました。但し、私は新進党を維持すべきだったとの強行な考え方で、岡田克也・民主党副代表が、2009年5月に民主党代表選立候補をしてからは、もともとそうだったのですが、ブログ上でも、岡田系であることを初めて明言。その後の、「国民の生活が第一」政局で対立しました。

 私には不思議なのですが、日本が転落を始めた1997年の時点で、例えば28歳ぐらいだった人が、「新進党」というものを知らない。現代史というよりもリアルタイムを知らない。ということで、バブル期の自民党幹事長の小沢さんに過度に期待しすぎる「小沢信者」から激しく攻撃されました。その後、側近の元衆議院議員から「お前はもったいない」とちょっとよくわからない理論で激しい罵声を浴びたり、それとは別の側近元議員から「その節はお世話になりました」と嫌味を言われたり、小沢さんに媒酌人をしてもらった経営者が経営する飲食店から出入り禁止になりました。ちなみに、小沢系の飲食店については、最近「出入り禁止になっているのにメールマガジンが届くので、確認してください」とのメールを送ったところ、メルマガは引き続き届くので、出入り禁止ではないのかもしれません。
 
 そういったなかで、きょうは小沢さんは真摯に答えてくれました。私には選挙がありませんが、そうはいっても、持続可能で、岡田克也先生とともに平成政治の荒波を乗り越えてきた私だから、こうやって平成最大の政治家である小沢先生からも話を聞けたということになります。いずれにせよ、私が国益だけをみすえているから、こうなるのでしょう。ただし、党を大きくするのはいいのですが、党を割ろうとしたら、小沢さんに雷が下るでしょう。



[写真]左から玉木雄一郎さん、アントニオ猪木さん、小沢一郎さん、2019年2月21日、宮崎信行撮影。




[写真]小沢一郎さんに質問した、宮崎信行、ホテルニューオータニ、2019年2月21日。

(前略)

アントニオ猪木氏が小沢・玉木氏らと会見 国民会派入り報道(2019年2月21日) 

The Page さんの記事から、抜粋引用させていただきます、はじめ]

自由党の比例候補擁立作業の現状は?

宮崎:フリーランスの宮崎信行と申します。小沢代表にお伺いしたいんですが、自由党は今度の参議院選挙に関して、現職が改選は迎えないかと思いますけれども、その辺で比例の候補者の擁立に関して、すいません、統一名簿っていう話はありますけど、ちょっと今日、今は統一名簿の話ではなくて、自由党としての比例の候補者擁立作業について、どのような状況なんでしょうか。

小沢:私は、党派どうのこうのっちゅうんじゃなくて、今、猪木先生のお考えもお話しなされましたけども、ぜひ引き続いて参議院議員として国政に参加し、そして本当に大事な問題の解決にお力添えいただけるようになったらいいなと、そう思っているところであります。

司会:じゃあもう1回どうぞ。

宮崎:ではあらためて確認ですが、まだ半年ありますけれども、自由党公認という形で猪木先生に比例に出てほしいということですね。

小沢:これからの進路を決めるのはご本人自身の判断ですけれども、どういう形であれ、私としては今言ったように、国政に引き続いて参加していただいて大きな、大事な問題に尽力していただけるということを、僕は希望しております。

(後略)


[The Page さんの記事の、抜粋引用おわり]

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【今日の国会】衆・予算委は野党やや停滞中に桜田大臣遅刻で4時間中断、地方税法案は「ふるさと納税」以外は盛り上がらず

2019年02月21日 19時36分59秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

(初投稿は10時47分)

[写真]朝の開門前の、衆議院第二議員会館、きょねん2018年1月、宮崎信行撮影。

 桜田大臣が3分間遅れたことで4時間中断しました。3分といっても、国民1億人だと3億分ですから、胸に手を当てて相手の立場にたって考えていただきたい。地方税法案の審議がありましたが、例年に比べて盛り上がらない展開となっています。

【衆議院予算委員会 平成31年2019年2月21日(木)】

 「平成31年度予算案」。10日目となりました。そのうち一般質疑が3日目。例年に比べるとテレビ無し質疑が多いペースとなっています。

 不正統計問題。毎月勤労統計の全事業所入れ替えを、部分入れ替えにして、創業直後の会社を外して、実質賃金を上振れさせる。そのために、首相秘書官が、安保法審議最終局面の2015年9月に、厚生労働省に干渉した。アベノミクス偽装だ。そういう疑惑の追及が中心となっています。

 小川淳也さんは「まず報道の確認だが、特別監察委員会が、省の幹部の関与は無い、とする報告をまとめようとしているのではないか」と問いました。午前中は中断が多かったのですが、藤沢政策統括官が「当時のファイルの内容を昼までに確認する」として、野田聖子委員長が、「午後に小川さんの質問時間を割り振る」と裁定して、今井雅人さんの時間になりました。ここで、要求されていた、桜田義孝大臣がいないとして、立憲・国民・共産の3党が退席。これにより、4時間中断しました。与党も早く成立のめどをつけたいですから、午後5時以降も審議を続け、午後7時半まで審議する日程で再開しました。野党は先週の集中審議を勝ち取りました。

 午後6時半過ぎの質疑では、「レオパレス」をめぐって、宮本岳志さんが、会社関係者を参考人として予算委に呼ぶよう求めました。午後7時30分過ぎに散会しました。

【衆議院総務委員会 同日】

「平成31年度地方税法改正案」(198閣法4号)

「特別法人事業税及び同譲与税法案」(198閣法5号)

「森林環境税及び同譲与税法案」(198閣法6号)

「地方交付税法改正案」(198閣法7号)

 の4法案を審査し、一巡して、散会しました。次回の委員会の開催は未定。同委員会の定例日の木曜日として開催されましたが、国税の改正よりも実質質疑が先なのは珍しいような気がします。

 山花郁夫さんは、「森林環境税だが、住民税に1人1000円上乗せする徴収方法は適切か」と問い、政府は、地方の財源になるから適切だという趣旨の答弁をしました。高井崇志さんは「林野庁から自治体にアドバイスしてほしい」と語りました。

 東京都などの法人二税の税収を「召し上げる」やり方は、平成20年2008年に、福田首相・石原都知事の「清和会コンビ」から始まりましたが、今回の恒久法案提出で改革完了なのかという論点が出ました。地方税法の改正で、「ふるさと納税(市町村への寄付金の国の所得税控除)」の見直しに関する質問がありました。

 このほか、総務省統計局への質問も多かったです。4法案同時審議から分かる通り、今回の地方税制改正にはあまり異論がないようです。今年は、国税の改正に関しても、例年比では、静かな議論となりそうです。

【参議院】

 ありません。

このエントリーの本文記事は以上です。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV) 参議院インターネット審議中継 国会会議録検索システム(国立国会図書館) 衆議院議案(衆議院事務局) 今国会情報(参議院事務局) 各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク) 政党インターネット資料収集保存事業 「WARP」(国立国会図書館) 予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト) インターネット版官報

[お知らせおわり]

tags 

(C)2019年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki 2019

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする